fO調整機能付き水晶発振器用IC「IC7101シリーズ」に車載バージョンを追加

水晶発振器用IC 「IC7101シリーズ」（車載バージョン）

　セイコーＮＰＣは、水晶発振器用ＩＣ「ＩＣ７１０１シリーズ」に「車載バージョン」を追加した。

　７１０１シリーズは、ｆ０調整機能付き水晶発振器用ＩＣ。発振周波数１６Ｍ―１２５ＭＨｚ基本波発振、＋１２５度動作対応。発振回路を定電圧回路で駆動することで、低消費電流、低周波数電圧偏差を実現している。ｆ０調整機能を内蔵しながら１６１２または２０１６サイズのパッケージに実装可能な小型チップ。

　さらに、７１０１車載バージョンは、自動車産業向けの品質マネジメントシステム規格であるＩＡＴＦ１６９４９の体系に基づき製造するＩＣで、ＰＰＡＰ（生産部品承認プロセス）にも対応可能。

　品質規格ＡＥＣ−Ｑ１００に対応した車載向け製品（水晶発振器）を開発することを前提として製造されており、その部品として使用されるために必要な仕様・品質体系を有している。ユーザーニーズに従い、ＰＰＡＰへも対応可能。

　また、顧客で発振周波数（ｆ０）を調整することができる機能を内蔵。これにより、水晶発振器の組み立て後に、水晶振動子ばらつきに対する周波数補正を行うことができるので、高精度化が実現できる。

　必要とする出力周波数を得るために発振周波数（ｆ０）の分周数を設定することができる機能を内蔵。これにより、水晶発振器の組み立て後に、顧客の要望に応じた出力周波数を選択することができるため、管理コスト低減に貢献する。

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