電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月29日 190829_02 三菱電機 半導体複合部品 機能モジュール 一般産業用

低ノイズで低電力損失のパワー半導体モジュール


超小型DIPIPM Ver・7シリーズ

 三菱電機は、白物家電や産業用モーターをインバータ駆動するパワー半導体モジュールの新シリーズとして、低ノイズと低電力損失の両立を実現した「超小型DIPIPM Ver.7」シリーズ(定格電流10―30A、耐圧600V)を10月29日に発売する。

 同社は、スイッチング素子とその駆動・保護を行う制御ICを内蔵したトランスファモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール「DIPIPM」を1997年に製品化。これまでにエアコン・洗濯機・冷蔵庫などの白物家電や産業用モーターのインバータに多数採用され、インバータ機器の小型化および省エネ化に貢献してきた。

 市場ではあらゆる機器に対して、電子部品やアプリケーション周辺の電子機器の誤動作や騒音発生を誘引する電磁ノイズの低減が求められており、今回、新開発の低ノイズ第7世代IGBTを搭載し、低ノイズと低電力損失の両立を実現した新シリーズ、超小型DIPIPM Ver.7を発売するもの。

 新製品は、CSTBT構造を採用した新開発の低ノイズ第7世代IGBT搭載により、従来製品同等の低電力損失ながら、さらなる低ノイズを実現し、産業用途モーターなど幅広いアプリケーションに対応。また、これまで必要だった基板上のノイズ対策部品の削減が可能で、インバータの小型化・低コスト化に貢献する。

 従来製品比で上限温度の保証を25度拡大し、動作モジュール温度上限+125度、最大接合温度上限+175度を実現。上限温度保証の拡大により、インバータシステムの放熱設計の自由度が向上する。

 さらにIGBTチップの接合部とケース間の熱抵抗を従来比で約28%低減することにより、IGBTチップの温度上昇を抑制し、放熱設計の簡素化に貢献(定格電流20A、30A製品のみ)。


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