USB3.1　Gen2規格に準拠したUSBタイプC対応ストレートタイプレセプタクル

日本モレックスの「USBタイプCコネクター」 ストレートタイプ レセプタクル

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、「ＵＳＢタイプＣ規格対応製品」の品ぞろえを拡充する。同社は１０Ｇｂｐｓの伝送速度に対応し、ＩｏＴやウエアラブルデバイス、そのほかの高速データＩ／Ｏアプリケーションに堅ろう、かつ優れた接続性能を提供する「ＵＳＢタイプＣコネクターおよびケーブルファミリー」に、新たにストレートタイプのレセプタクル製品を追加ラインアップした。民生機器用から産業用、車載用まで幅広い用途への提案を推進する。

　今回追加された製品は、「ＵＳＢ３.１　Ｇｅｎ２」規格に準拠し、ＰＣＢへの表面実装に対応するストレートタイプのタイプＣレセプタクル（シリーズNo.２０４７１１）。

　モレックスのＵＳＢコネクタおよびケーブルファミリーは、ＵＳＢ３.１規格に準拠したタイプＣコネクタで、ＵＳＢタイプＣレセプタクルおよびＵＳＢタイプＣプラグ、ＵＳＢケーブルから構成されている。レセプタクルとプラグは５.０Ａ電源に対応しており、給電用途に利用した場合、マイクロＵＳＢ２.０の電流定格１.８Ａと比較し、バッテリ充電時間を６４％短縮できる。伝送速度は最大１０Ｇｂｐｓの高速伝送に対応する。

　ストレートタイプＵＳＢタイプＣレセプタクルの主な特徴は、シェル側に四つ、中間プレートに二つのタブを備えることで、堅ろうなＰＣＢマウントを実現している。ハウジング内部に四つのストッパを備えることで、過挿入によるシェルとはんだテールの分離を防止。高さ違いのオプションがカスタムで対応可能。

　ストレートタイプの用途は、ワイヤレス充電器、ＰＣ、テレビグラフィックカードなどの民生用途をはじめ、認証ドアロックシステムやオシロスコープ、空気清浄システム、プロジェクタ、ＰＯＳレジスタ、ＡＴＭなどの産業用および商業用機器、スマートホームシステム、医療、自動車、航空機などの幅広い用途に適している。

　同社グループは、ＵＳＢタイプＣコネクターおよびケーブルの製品ラインアップを順次拡充することで、ＵＳＢタイプＣ搭載アプリケーションの拡大に対応していく。

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