業界最大の容量を実現した導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ

導電性高分子ハイブリッド アルミ電解コンデンサ「ZKUシリーズ」

　パナソニック　インダストリアルソリューションズ社は、業界最大容量の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ「ＺＫＵシリーズ」を開発し、８月から量産を開始する。車載ＥＣＵ電源の入力部での電圧安定化（入力フィルタ）、モーター駆動回路の電流安定化（ＤＣ―Ｌｉｎｋ）などの用途でのコンデンサ員数削減、小型化の要望に応えた。

　定格電圧２５Ｖ品でφ１０×１０.２ｍｍ（静電容量５６０μＦ、定格リプル電流２８００ｍＡ　ｒｍｓ）−φ５.０×５.８ｍｍ品５６μＦ、８５０ｍＡ　ｒｍｓ）。定格電圧３５Ｖ品でφ１０×１０.２ｍｍ（３９０μＦ、２８００ｍＡ　ｒｍｓ）−φ５.０×５.８ｍｍ（３９μＦ、７５０ｍＡ　ｒｍｓ）。

　電極箔の拡面処理技術による電極箔の大容量化により、同社従来品「ＺＣシリーズ」の５０％以上、「ＺＫシリーズ」の２０％以上の大容量化を実現した。大電流に対応したＺＫシリーズの大電流、高信頼設計を適用することで、コンデンサの多数個並列使いからの員数削減と、同じ定格品でも小サイズ化が可能となり、基板を小型化できる。

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