次世代データセンター向け400Gbpsの高速通信サポートが可能なQSFP-DDコネクタなど

400Gbps対応のQSFP-DDコネクタ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、最大４００Ｇｂｐｓまでの高速通信をサポートするＱＳＦＰ―ＤＤコネクタ、ケージ、ケーブルアセンブリを発表した。通常の４００Ｇｂｐｓソリューションと異なり、新しい後方互換性設計を備えることで、データセンターの容易なアップグレードが可能。

　ＴＥコネクティビティの新しいＱｕａｄ　Ｓｍａｌｌ　Ｆｏｒｍ　Ｆａｃｔｏｒ　Ｐｌｕｇｇａｂｌｅ　Ｄｏｕｂｌｅ　Ｄｅｎｓｉｔｙ（ＱＳＦＰ―ＤＤ）コネクタ、ケージ、およびケーブルアセンブリは、既存のＱＳＦＰフォームファクタを通して密度をさらに高めることにより、最大４００Ｇｂｐｓの速度通信を実現し、次世代のデータセンターに対応できる製品。

　８レーンの電気的インターフェイスを用いて、２８Ｇｂｐｓ　ＮＲＺおよび５６Ｇｂｐｓ　ＰＡＭ−４の両プロトコルに対応できる設計を採用した。将来のシステムアップグレードのために、１１２Ｇｂｐｓ　ＰＡＭ−４へのロードマップも備えている。

　市場に流通するほかの４００Ｇｂｐｓソリューションとは異なり、ＱＳＦＰ―ＤＤ製品群は後方互換性を備えることにより、既存のＱＳＦＰの設計から容易にアップグレードできる。ＴＥのＱＳＦＰ―ＤＤ製品群は、特許技術であるジッパーフィンヒートシンクを最大限に活用することで、１５Ｗから１８Ｗのアプリケーションでも低コストで作業が可能。

　ＴＥは、幅広いＱＳＦＰ―ＤＤ製品群を供給している。表面実装コネクタは０.８ミリピッチで１×１から１×６までのケージを用意している。ストレートおよびブレイクアウトパッシブ銅ケーブルアセンブリは各種長さとワイヤサイズを幅広く取りそろえている。さらに、様々なライトパイプ、ヒートシンク、ケーブルアセンブリを伴うカスタム設計も、ＴＥの伝送特性専門家がサポートする。

　データセンターの接続に次世代レベルのスピードが求められる中で、新しいコネクタやケーブルアセンブリのソリューションが要求されている。ＴＥは、単一ポートで４００Ｇｂｐｓのデータ転送速度を可能にするＱＳＦＰ―ＤＤ製品群を提供するトップメーカーの一つ。ＱＳＦＰ―ＤＤ製品群により、業界のエンドユーザー、プラットフォーム設計者、システムインテグレータに必要な設計の柔軟性を提供する。

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