190710_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月10日 |
190710_01 |
ローム |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
業界トップの省電力性能を誇る電池駆動機器向け高効率の昇降圧DC/DCコンバータ
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ロームの昇降圧DC/DCコンバータ 「BD83070GWL」 |
ロームは、5V以下のリチウムイオン電池、アルカリ電池を使用する電池駆動機器向けに、業界トップの省電力性能を実現した昇降圧DC/DCコンバータを開発し、10月から量産を開始する。低損失のMOSFETを内蔵し、低消費電流回路を用いることで電池駆動機器の動作時(負荷電流200mA)に業界最高の97%の電力変換効率を実現。消費電流も昇降圧電源ICでは業界トップクラスの2.8μAに抑えた。4月から電動歯ブラシやシェーバー、スマートウオッチ、スマートグラス、監視カメラ、火災警報器などにサンプル出荷を始めている。サンプル価格300円(税別)/個。昇降圧DC/DCコンバータは自動車向けに注力していたが、電池駆動機器、IoT機器、モバイル機器向けにも力を入れていく。
新製品のDC/DCコンバータは「BD83070GWL」。0.13μmBiCDMOSプロセスを採用した低損失MOSFETを内蔵。電動歯ブラシやシェーバーなど、各種電池駆動機器が動作するときの負荷電流200mA時に業界最高の97%の電力変換効率、それ以外の軽負荷から最大負荷(100μAから1A)でも90%以上の高効率を実現した。
また、今回から入力電圧に対して昇圧と降圧が切り替わる際にもシームレスな昇降圧偏遷移を行うことができる独自のX Ramp PWM制御を搭載。超低消費電流と高速応答性を両立する低消費電流回路や、損失を低減するために負荷に応じてスイッチ制御を最適化するなど、低消費電流向けアナログ技術を結集し、昇降圧電源ICで業界トップクラスの2.8μAの超低消費電流を達成した。
これらにより、アプリケーションスタンバイ時(負荷電流100μA時)の軽負荷時に一般品で60%の電力変換効率を新製品は92%にまで上げ、電池を1.53倍長持ちさせることを可能にした。軽負荷対応は同社としては初めて。重負荷時でも一般品95%の電力変換効率を97%に上げた。
▽入力電圧2.0―5.5V
▽出力電圧2.5、3.3V
▽最大出力電流1千mA
▽動作周波数1.5MHz。パッケージは1.2×1.6mmCSP。評価ボードはチップワンストップ、コアスタッフオンライン、アールエスコンポーネンツがインターネット販売している。生産は前工程をローム浜松(浜松市南区)、後工程をローム・アポロ(福岡県行橋市)で行う。
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