電波プロダクトニュース



190624_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月24日 190624_01 日本モレックス 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 一般産業用

小型ながら6.5Aで使えるnano-Fitパワーコネクター


日本モレックスの「Nano―Fitパワーコネクター」
ヘッダーSMTタイプ
(ストレート型2列品とライトアングル型2列品)

 日本モレックス(神奈川県大和市)はこのほど、小型ながら最大6.5Aの高電流に使用可能な2.50ミリピッチ「Nano―Fitパワーコネクター」にSMTタイプのヘッダー製品4種を追加しラインアップを拡充した。小型パッケージで完全絶縁壁構造を実現している。

 今回追加したのは、ライトアングル型1列品(105430)と2列品(105405)、およびストレート型1列品(105431)と2列品(105429)の4種で、全てSMTタイプ。

 モレックスのNano―Fitパワーコネクターは、隣接端子との間に絶縁壁を設けることで完全な電気的絶縁性能を確保するとともに、取り扱い時や嵌合時の損傷リスクから端子を保護する。端子位置保証(TPA)リテーナによって正しい位置への端子挿入が可能なほか、TPAリテーナが独立した2次ブロック機能として働くことで、端子の脱落を防止する。

 同コネクタは、一つのPCB上で同一極数のヘッダーを複数取り扱う場合に発生する組み立て作業時の誤嵌合リスクを削減するため、極性キーと色分けの2段階での防止機能により、機械的および視覚的に誤嵌合を防止できるとともに、組み立て時間の短縮にも寄与する。

 主な特徴は、独自の4点接触構造の端子によって電流経路を確保し、長期使用における性能と信頼性を維持。低挿入力端子構造を採用することで、オペレータの疲労を軽減し、極数の多いアプリケーションを組み立てる際の作業ミスを低減。

 ポジティブロック構造ハウジングの採用によって、クリック音による嵌合確認ができるほか、嵌合後のコネクタ外れを確実に防止。独自の端子保持構造とコンタクトリブにより、信頼性の高い接触を維持する。

 用途は、航空宇宙をはじめ自動車、テレコム、医療、防衛など各種産業や家電業界などの分野における電源用および信号用接続に適している。


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