190612_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月12日 |
190612_02 |
マキシムインテグレーテッド |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般民生用 |
音量2.5倍、2オクターブ低い低音再生が可能なスマートアンプ「MAX98390」
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DSMスマートアンプの評価ボード (中央のチップがMAX98390) |
米マキシムインテグレーテッド(日本法人=マキシム・ジャパン)は11日、マイクロスピーカのオーディオ性能を最大限に引き出すスマートアンプ「MAX98390」を発表した。
新製品は、独自のダイナミックスピーカマネジメント(DSM)を内蔵。従来の5Vアンプに比べ最大2.5倍の音量と最大2オクターブ低い低音を実現した。
DSMは熱や共振周波数を独自のアルゴリズムで制御し、マイクロスピーカを保護しながら最大性能を引き出すことができる。
民生・医療機器の多くは小型化する一方、より大音量で豊かなサウンドを最小の消費電力で提供することが求められている。マイクロスピーカは、小型化によって共振周波数の上昇とともに音量、SPLレベル(音圧)が低下し、低音の減少につながっていた。音量や低音の深みを確保するためにスピーカを強く駆動すると、加熱と過剰な振動幅によって、マイクロスピーカが破損するという課題があった。
新製品は、内蔵されたDSMでマイクロスピーカを最大まで駆動しながら過剰な振動幅と過熱を防止し、スピーカを保護する。
また、スピーカを適切に保護するためには共振周波数や振動幅の限界、ボイスコイルの温度限界など、特性を知る必要がある。新製品は多数のスピーカの特性評価を迅速かつ容易に行うことができる「DSMサウンドスタジオGUI」を備え、設計時間を大幅に短縮することができる。
機器とバッテリの小型化に対応するため、業界トップクラスの低消費電力を実現。約24mWの自己消費電力を備え、ブースト内蔵D級アンプで86%のピーク効率を提供する。DSMのパーセプチュアルパワーリダクション機能により、オーディオの再現性を失うことなく消費電力を最大25%削減した。
モバイルオーディオビジネスユニットのグレッグ・モウ ビジネスマネージャーは「DSMによって出荷前後のラインテストを簡単に行えるため、信頼性向上にもつながる。モバイル機器のみならず医療機器など幅広い分野での採用を目指す」と話す。
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