電波プロダクトニュース



190603_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月3日 190603_01 セイコーエプソン 半導体素子 半導体センサー 一般産業用

CAN/RS-422に対応した3軸加速度センサー


セイコーエプソンの
3軸加速度センサー

 セイコーエプソンは、高性能な3軸加速度センサー製品ラインアップを拡充した。新たに産業用途に最適なインターフェイスであるCAN対応の「M−A552AC1」とRS−422対応の「M−A552AR1」を開発。両製品ともサンプル出荷を今夏から開始し、20年春の量産開始を予定。

 社会インフラの老朽化や維持管理・更新の費用増大などが社会問題として広く認識され、それらの問題の解決手段として、センサーを用いて構造物の健全性を診断する「構造ヘルスモニタリング」と呼ばれる技術のニーズが高まっている。

 今後の本格的な構造ヘルスモニタリング技術の普及に向けて、必要な1G/ √Hz 以下のノイズ性能(サーボ加速度計クラス)と耐久性・生産性に優れた新製品「M−A352」を開発し、5月からサンプル出荷を開始した。

 新製品のM−A552AC1、M−A552AR1では、「M−A352」の性能を維持しつつ、ユーザーから要望が強かった産業分野で幅広く採用されているCANおよびRS−422インターフェイスをそれぞれ標準装備し、金属筐体パッケージ化によりIP67相当の防水・防じん性能を実現した。

 新製品は、構造ヘルスモニタリングなどの産業分野で要求される高性能で柔軟なシステムの構築を軽易にできる。さらに、多ノード(多点)計測や同期計測といった複雑で高度な計測システムの構築も容易に実現可能。また、屋外などの厳しい環境下でも、簡単に設置、接続し計測できるため、ユーザーのシステム開発期間を大幅に短縮できる。

 構造ヘルスモニタリング(ビル・道路付帯構造物・橋・トンネル・鉄塔など)、地震観測、環境振動計測、産業機器の状態監視、無人機、産業機器・車両の振動・軌道計測などに適する。


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