電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月13日 190313_01 東芝デバイス&ストレージ 半導体集積回路 汎用ロジック 一般産業用

単電源の定電圧対応ワンゲートロジック


単電源の低電圧対応ワンゲートロジック

 東芝デバイス&ストレージは、多電源システム機器のデータ通信制御に使用する、電圧レベル変換が簡単に設計できる単電源の低電圧対応ワンゲートロジックを製品化、量産を開始した。

 新製品は、0.9Vへの降圧変換用に適した「7UL1Gシリーズ」と、1.8Vから3.3Vへの昇圧変換用に適した「7UL1Tシリーズ」からなる31品種。

 バッテリを搭載したモバイル機器では、システムの多機能化や低消費電力化が進んでおり、システム内には様々な電圧のデータ伝送ラインや制御信号ラインが存在する。そのため、メーンICと周辺IC間で通信異常が発生するケースが増加している。

 7UL1Gシリーズは0.9Vへの降圧変換用、7UL1Tシリーズは1.8Vから3.3Vへの昇圧変換用に適しており、多電源システムでも、よりシンプルに論理変換と電圧レベル変換できる。

 7UL1Gシリーズは、0.9―3.6V電源で動作し、入力端子に3.6Vトレラント機能を備える。0.9V電源で使用することで0.9―3.6V入力信号の論理変換と合わせて0.9Vへの降圧変換をデバイス1個で実現する。

 7UL1Tシリーズは、2.3―3.6V電源で動作し、入力しきい値を電源電圧の50%以下に設定。3.3V電源で使用することで1.8―3.6V入力信号の論理変換と合わせて3.3Vの昇圧変換がデバイス1個で可能。

 これまで、同社の既存製品で3.3V以下の低電圧システムで昇圧変換するためには、入力側電源と出力側電源の2電源タイプのレベルシフタが必要だった。新製品は、2電源レベルシフタ製品で制約のあった電源投入順序や2電源間の電圧制約などを気にせずに、単電源で電圧レベル変換が可能となった。

 業界標準のUSVパッケージに加えて、リードタイプで業界最小のfSVパッケージを取りそろえ、省スペース化が図れる。


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