電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月14日 181114_02 マキシムインテグレーテッド 半導体複合部品 機能モジュール 一般産業用

エッジコンピューティングの実現を後押しする小型PLCリファレンスデザイン「Go-IO」


新製品について説明するアンジェリスMD

ポケットIOとGo−IO

 マキシムインテグレーテッド(日本法人=マキシム・ジャパン)は、インダストリー4.0を推進する小型PLCリファレンスデザイン「Go―IO」を発表した。

 新製品は17もの設定可能なIOをクレジットカード半分のスペースに実装しており、省スペースにおける高効率生産を目指す製造現場に最適。産業分野の大きな流れであるエッジコンピューティングの実現を後押しする。

 同社はこれまで、産業用IoTを実現するプラットフォーム開発を進めてきた。14年には省ペース化を追求したリファレンス「マイクロPLC」を発表し、16年には前世代と比較して2.5倍の小型化、30%の低電力化を実現した「ポケットIO」を発表した。

 今回発表したGo―IOは、3世代目のリファレンスデザインとなる。ポケットIOと比べて10倍の小型化と50%の低電力化を実現した。年々厳しさを増すPLCサイズと電力の要件を満たし、堅ろうな通信により自己診断や最適化機能を搭載することができる。産業オートメーション、ビルオートメーション、産業用ロボットなどのアプリケーションに最適だ。

 インダストリアル&ヘルスケア事業部門のジェフ・デ・アンジェリス マネージングディレクター(MD)は「最先端のデジタルファクトリでは、全体の制御からライン別や装置別に制御が移行している。新たなプラットフォームを提供することにより高度な診断機能を実装し、品質向上とゼロダウンタイムが可能となる」と話す。

 新製品にはデジタル入力ICをはじめ、最新のデバイスが数多く搭載されている。デジタル入力IC「MAX22192」は、業界最小クラスのソリューションサイズで低消費電力と高速化を実現。IEC61131―2に準拠し、1kVのサージ保護および診断機能を内蔵するなど堅ろう性も備えている。

 これら12の高集積ICと複数のデジタルIO校正に対応する17のIO、アナログとデジタル両方のセンサーに対応する汎用IOインターフェイスを提供する4チャンネルIO―Linkマスターなどを搭載している。

 新製品はリファレンスデザインプラットフォーム「MAXREFDES212#」として提供。Go―IOモジュールのほか、アプリケーションプロセッサ、ベースボードなどで構成され、価格は495jで提供される。


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