181102_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月02日 |
181102_01 |
日本ガイシ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
同サイズの市販品と比べ容量二倍、抵抗半分のチップ型セラミックス二次電池
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チップ型セラミックス二次電池 「EnerCere」シリーズ |
日本ガイシは、小型・薄型でエネルギー密度が高いチップ型のセラミックス二次電池「EnerCere」シリーズを開発した。世界初の性能を備えたモデルで、IoTデバイスやスマートカードなどの電源への採用を見据え、19年4月から量産を開始する予定。
EnerCereシリーズは、電極に同社独自の結晶配向セラミックス板を使用したリチウムイオン二次電池。活物質であるセラミックスだけで構成された結晶配向セラミックス板は、一般的なリチウムイオン二次電池の電極に含まれる、電池容量に寄与しない有機バインダや導電助剤を含まない。このため、小型・薄型でありながら高容量かつ低抵抗で、高温プロセスでの実装が可能という特性を実現した。
電池容量は、同サイズの市販二次電池の2倍、抵抗は2分の1以下。ICやセンサーの駆動、無線通信に必要な数十―数百mAの大電流が流せるオンボードタイプの超小型・薄型電池として、極めて高い性能を有している。定電圧電流ができるため、電流を制限するための充電ICが不要。
コイン型で厚さ1―2_bの回路基板実装向け「EnerCere Coin」と厚さ0.4―0.45_bと超薄型で、曲げ耐性のあるカード実装向け「EnerCere Pouch」の2モデルがある。
EnerCere Coinは、一般的なリフローはんだ付けで回路基板に実装でき、大電流放電が可能な世界初となるデバイス駆動用リチウムイオン二次電池。EnerCere Pouchは、ICカードの製造で広く使われる100度以上の高温でカードを成形する、ホットラミネート加工で実装できる世界初の薄型リチウムイオン二次電池。
同社は名古屋市・本社地区と製造子会社・NGKセラミックデバイスの山梨工場(山梨県都留市)に月産200万個の量産設備を整え、世界の数十社にサンプル提供を始めている。
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