180808_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月8日 |
180808_01 |
岩崎通信機 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
一般産業用 |
電流センサー部のコイル線直径1ミリのSS-660シリーズ
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ロゴスキーコイル電流プローブ |
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「SS-660」の使用例 |
岩崎通信機は、ロゴスキーコイル電流プローブの品ぞろえを強化している。売れ筋のSS−600シリーズに新たに電流センサー部のコイル線径直径1ミリメートルのSS−660シリーズ、広帯域100MHzのSS−680シリーズを市場に追加投入して、普及に取り組んでいる。
プローブは、オシロスコープなど電気測定器と組み合わせて用いる検出器。ロゴスキーコイルは、ドイツの電気工学者であるロゴスキー氏によって考案され、被測定回路に全く手を加えることなく測定が可能。被測定回路に与える負荷も小さい特徴がある。
同社は12年にロゴスキーコイル電流プローブSS−280シリーズの発売を開始して以来、SS−280A/SS−290/SS−620とラインアップを拡充してきた。
「機器の小型化・高周波化が進展する中、被測定回路に手を加えることなく、電流を測定するための手段として、電流センサー部のコイル線径やコイル長を選択可能にしたロゴスキーコイル電流プローブは、機器の開発・検証に欠かせない測定ツールになっている」(同社)。
例えば、SiCやGaNパワー半導体はスイッチング速度が高速になっている。計測器本体の高性能化だけではなく、信号を取り出すプローブの性能を高性能にしなければ高精度な測定はできない。特にSiCやGaNパワー半導体は処理が高速なために、プローブ自体の特性が重要になる。
売れ筋のSS−600シリーズに新たに6機種を追加することで全37機種のラインアップとなり、豊富な品ぞろえをアピールする。
新たに市場投入した直径1ミリメートルのSS−660シリーズ3機種は、電流センサー部のコイル線径で初の直径1ミリメートルを実現し、最新のパワーデバイス用パッケージとして主流となっている面実装パッケージのリード部分での電流測定も可能にしている。
また、広帯域100MHzのSS−680シリーズの3機種は、従来CT(カレントトランス)でしか実現できなかった高周波領域の電流測定が可能。センサー部の磁気飽和がないロゴスキーコイル方式の特徴を生かし、SiCやGaNなどの高周波化された最新パワーデバイスの電流測定に最も適する。
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