180802_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月2日 |
180802_02 |
キヤノン |
半導体素子 |
半導体センサー |
自動車機器用 |
肉眼で識別できない低照度環境下でもカラー動画の撮影が可能な35ミリフルサイズCMOSセンサー
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キヤノンの超高感度CMOSセンサー 「35MMFHDXSCA」
[引用:キヤノン株式会社] |
キヤノンは1日、肉眼では識別できない低照度環境下でカラー動画の撮影ができる35ミリメートルフルサイズ超高感度CMOSセンサーを発売した。天体観測や夜間監視、産業用途など高感度撮影が求められる領域に向け提案をしていく。
新製品「35MMFHDXSCA」は、一辺19マイクロメートルの大きな画素による超高感度と、独自技術によるノイズの低減を両立した。これにより肉眼で被写体の識別ができない、星あかり程度の0.001ルクス以下の低照度環境でもカラーの動画撮影ができる。
1920×1080画素のフルHDよりも広い2160×1280画素の読み出しができるため、広範囲の撮影が求められる天体観測の用途に適しているほか、特殊なアスペクト比(縦横比)の需要が多い監視や産業用途にも対応できる。
長時間露光時の暗電流ノイズも低減した。天体観測では、わずかな明るさの星の観測の障害になる暗電流ノイズの発生が課題で、カメラを冷却しながら使うケースが多い。新製品は周辺回路の駆動方式を工夫して、低温状態でも発生する暗電流ノイズを低減する。
このセンサーを使うことで、流れ星などの動画撮影や10等星程度のわずかな明るさの星の天体観測、夜間の道路監視などに応用できるとみている。
同社は長年、カメラ製品で培ってきた技術とノウハウを生かし、昨年から超高感度CMOSセンサーの外販を始めた。現在、1.2億画素超高解像度CMOSセンサーや超高感度CMOSセンサーなど4種を発売している。新製品は5機種目となり特定用途向けに提案を進めていく計画だ。
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