180717_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月17日 |
180717_01 |
パナソニックAIS |
半導体素子 |
半導体センサー |
自動車機器用 |
夜間でも250m先の物体を画像化可能なTOF方式長距離画像センサー
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画素内信号増倍なしと有りとの比較 (レンズF1.4、露光時間:16ms、 照明条件:0.1lux(610nmLED)) [引用:パナソニック株式会社 ] |
パナソニックAIS社は、視認性が悪い夜間でも250メートル先の物体までの距離情報を画像化できるTOF方式長距離画像センサーを開発した。
車載用距離測定のセンシングカメラや暗闇での広域監視カメラなど、様々な分野へ応用展開できるとみている。
新開発のTOF方式長距離画像センサーは、入力信号を増幅するアバランシェフォトダイオード(APD)を受光部に採用。微弱な入力信号を積算する演算回路を全画素に内蔵。光電変換領域、電子増倍領域、信号蓄積部を積層するAPD画素化技術により11.2μメートルピッチの微細画素を形成。世界最高の25万画素の高解像と信号増幅1万倍の高感度を両立させた。
また、最短10ナノ秒の短パルス光と同期して、センサーに内蔵する10ナノ秒の高速シャッタを駆動する独自の短パルスTOF方式を開発することで近距離から遠距離までの複数の距離レンジを合成し、一括で3次元距離画像を取得。1―250メートルまでの3次元距離画像化が可能となった。
これにより、従来のステレオカメラやLiDAR(ライダー)では難しかった暗い場所や遠い場所の鮮明かつ高解像度の撮像を実現した。人の目には見えない夜間の遠方でも、人や物体の位置や形状が判別可能な距離画像を取得できる。
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