180702_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月2日 |
180702_01 |
富士通セミコンダクター |
半導体集積回路 |
メモリー |
一般産業用 |
実装面積を90%削減できる容量8MビットのFRAM「MB85R8M2T」
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実装面積の比較 [引用:富士通セミコンダクター株式会社] |
富士通セミコンダクター(横浜市港北区、曲渕景昌社長)は、強誘電体メモリーであるFRAMで、最大メモリー容量の8Mビット 「MB85R8M2T」を開発。6月から量産品の提供を開始した。
1.8―3.6Vのワイドレンジで動作し、SRAM互換のパラレルインターフェイスを持つ不揮発性メモリー。これまでの最大4Mビット FRAMのメモリー容量増加や、既に使用中の8Mビット SRAMで瞬断対策用バッテリの削減という要求に対応する。工場での制御装置、ロボット、工作機械などの産業機械用途で使用するSRAMを、同FRAMに置き換えることでバッテリが不要となり、メモリー部の実装面積を約90%削減。トータルコストの削減に貢献する。
同社のFRAMは、高書き換え耐性、高速書き込み、低消費電力の特徴と、約20年の量産実績を持つ信頼性が高いメモリー。書き換え保証回数は、同じ不揮発性メモリーのEEPROMと比較すると約1千万倍の10兆回に相当するため、リアルタイムでのデータ記録や位置情報記憶など、頻繁なデータ書き換えが必要な産業用アプリケーションにも採用されている。
今回の製品はワイドレンジでの動作に加え、パッケージは8×6ミリメートルの小型サイズである48ピン FBGAパッケージを採用した。44ピンTSOPパッケージのSRAMを使用の場合、同FRAMに置き換えることで、バッテリの実装面積を含めると約90%の実装面積を削減した(図参照)。
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