USCAR‐30規格に対応した車載向けインターフェイス用コネクタ

SMKのUSCAR‐30規格対応 5Pinプラグ用コネクタ [引用:SMK株式会社]

　ＳＭＫは、車載向けインターフェイス用コネクタの製品ラインアップを拡充する。同社は２６日、車載機器向けインターフェイス規格の「ＵＳＣＡＲ―３０規格」に対応した５Ｐｉｎプラグ用コネクタを開発したと発表した。以前から販売してきた基板用レセプタクルに加え、プラグ用コネクタを追加することで、市場への幅広い提案を推進する。１０月からの販売開始を予定する。

　新製品は、カーナビなど車載機器間の接続用として開発した、ＵＳＢ２.０信号の伝送に適したインターフェイス用コネクタ。同社独自の構造を採用することで、ケーブルの組み付け作業を簡素化した。

　用途は、車載インフォテインメント機器（ＩＶＩ、ディスプレイオーディオ、カーナビなど）。

　同社は、ＵＳＣＡＲ―３０規格対応コネクタとして、既に基板用レセプタクルを開発・販売している。今回、プラグ用コネクタの開発によりレパートリを拡充したことで、今後は接続全体での提案を幅広く進めていく。

　ＵＳＣＡＲ―３０規格対応５Ｐｉｎプラグ用コネクタの特徴は、ＵＳＣＡＲ―３０規格準拠品で、ＵＳＢ２.０規格準拠。同社独自の簡素な組み立て方式を採用。ＲｏＨＳ指令適応品。

　主な仕様は、定格電圧電流ＤＣ５Ｖ（ＲＭＳ）１.５Ａ。接触抵抗５０ｍΩ以下。絶縁抵抗ＤＣ１００Ｖ、１分後、１００ＭΩ以上。耐電圧ＡＣ１００Ｖ、１分間（アーク、絶縁破壊などの異常のないこと）。使用温度範囲−４０―＋８５度。外形寸法は横１４.８×高さ１５.４×奥行き４２.２ミリメートル（奥行きはブッシュ寸法含む）。挿抜寿命は１０回。

　サンプル価格は２千円。生産能力は月産１０万個。

　ＵＳＣＡＲ―３０規格対応コネクタは、米国自動車メーカー向けを中心に標準搭載され、市場が拡大している。