180509_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月9日 |
180509_02 |
太陽誘電 |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
4532サイズで容量1000μFの積層セラミックコンデンサ
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太陽誘電の1000μF 積層セラミックコンデンサ [引用:太陽誘電株式会社] |
太陽誘電は1千μFの積層セラミックコンデンサ(MLCC)を世界で初めて開発した。ICT関連機器の電源平滑用途やエナジーハーベスティング機器のバックアップ用途などでの需要に期待。玉村工場(群馬県玉村町)で今月から月産10万個体制で量産を開始する。
4532サイズで、1千μFの大容量化の実現のため、大容量化で培ってきた材料技術やシート薄層化技術、積層技術などをさらに向上させた。定格電圧は2.5V。温度特性はX5R。
同社は、MLCCの大容量化に向けた開発に取り組み、15年には世界に先駆けて4532サイズで470μFを実現している。
スイッチング電源では、機器を安定的に動作させるため、出力側に平滑用途の大容量コンデンサを搭載する。電解コンデンサとMLCCを多数併用するのが一般的。MLCCは、電解コンデンサと比較して低ESRで周波数特性に優れているため、高周波化が進んでいる電源回路の平滑コンデンサとして、リップル電流の抑制に効果的。ただ、静電容量が電解コンデンサに比べて小さく、大容量化が大きな課題だった。
今回、1千μFを実現したことによって、併用される電解コンデンサからの置き換えが可能になり、MLCCだけの設計を実現することができる。これによって、実装面積を削減し、電源設計の小型化を推進できる。
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