耐久性に優れ高信頼性の産業用SDカードおよびSSD

TDKのESRD4シリーズ��と SNS1Bシリーズ [引用:TDK株式会社]

　ＴＤＫは高耐久ＳＬＣ／ｐＳＬＣ　ＮＡＮＤフラッシュを搭載したｅｍｂｅｄｄｅｄ　ＳＤ「ＥＳＲＤ４シリーズ」、ｅｍｂｅｄｄｅｄ　ＳＳＤ「ＥＳＳ１Ｂシリーズ」およびＭ．２　ＳＳＤにＴｙｐｅ２２８０―Ｄ５―Ｂ―Ｍ形状を追加した製品「ＳＮＳ１Ｂシリーズ」を５月から順次発売する。生産は台湾で、各シリーズ月産１万個を見込む。

　ＩｏＴの進展で、エッジデータを格納するマイクロストレージの需要が伸びている。なかでもスマホの大容量化に伴い、有力視されていた表面実装可能なｅＭＭＣからＵＦＳに移行しつつある。

　一方、小容量を中心とするＩ―ＩｏＴ向けには信頼性が高く、最適な容量帯のストレージが求められている。

　ＥＳＲＤ４シリーズは、高耐久ＳＬＣ／ｐＳＬＣ　ＮＡＮＤフラッシュを搭載した基板実装可能なＳＤカード。１Ｇ―３２Ｇバイト の幅広い容量帯をカバー。ＬｉｎｕｘやＲＴＯＳなど、軽いシステムを格納する場合に最適。

【容量３２Ｇ−６４Ｇバイト 】

　ＥＳＳ１Ｂシリーズは、ＳＡＴＡ６Ｇｂｐｓ対応のＳＳＤ。ｐＳＬＣ　ＮＡＮＤフラッシュを搭載。ＪＥＤＥＣ　ＭＯ―２７６準拠ＢＧＡパッケージで、３２Ｇ―６４Ｇバイト 容量のストレージ構築が可能。Ｗｉｎｄｏｗｓ１０　ＩｏＴなどの大容量ＯＳの格納に最適なオンボードＳＳＤ。

　さらに大容量のストレージが必要な用途に対してはＳＮＳ１Ｂシリーズを用意。既存の２２４２形状と同じく、ＳＬＣ／ｐＳＬＣ／ＭＬＣからＮＡＮＤフラッシュを選択できる。

　３シリーズは、産業用途で高い評価を得ているＮＡＮＤ型フラッシュメモリーコントローラ「ＴＤＫ　ＧＢＤｒｉｖｅｒシリーズ」を搭載。データ信頼性や耐久性はもちろん、電源遮断時のデータ保全にも優れており、省電力要求から頻繁に電源が切られるＩｏＴ機器でも安心して使用できる。

　用途はＦＡ機器全般をはじめ、情報ＩＴ機器など、幅広い産業機器での使用が可能。

　なお、３シリーズは９日から、東京ビッグサイトで開催されるＪａｐａｎ　ＩＴ　ｗｅｅｋに出展する。