180503_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月3日 |
180503_01 |
太陽誘電 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
自動車機器用 |
車載用規格AEC-Q200対応のパワーインダクタ「EST0645」
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太陽誘電の車載向けSMDパワーインダクタ [引用:太陽誘電株式会社] |
太陽誘電は車載分野での事業拡大への取り組みを加速している。車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格・AEC―Q200に準拠したパワーインダクタ「EST0645」の量産を開始する。既にサンプル出荷(サンプル価格は80円)を開始しており、量産は福島太陽誘電(福島県伊達市)で行う予定。
この商品は、自動車のエンジン、トランスミッションなどのパワートレインで使用される電源回路であるDC―DCコンバータのチョークコイルやフィルタとして適する製品。
同社が培ってきた材料技術や構造設計を高度化し、17年3月に商品化した10ミリ角×6ミリメートルサイズの「EST1060」から150度の高温対応、30Gの振動に耐える機械的強度をそのままに、6ミリ角×4.5ミリメートルサイズに小型、低背化。体積比で約71%の小型化を実現したもの。
さらに、全て固有のデータマトリックスコードが印字されており、プロセスのトレースが商品1個単位で可能。
自動車は、ADASに代表される電子制御化が進むことによって電源回路が増加し、これらの電源回路に使用されるパワーインダクタの需要が増加している。特に、ECUを高温のエンジンルームへ設置することが増えており、しかもエンジンとECUを一体化する機電一体化の技術が進展。電子部品には高温対応が必要となっている。同時に振動に強いものが求められている。
そのため、同社は、培ってきた材料技術や構造設計を高度化し、150度の高温対応と30Gの振動にも耐える機械的強度のまま、小型化を実現。それだけではなく、自動車業界が要求する信頼性を確保するために、品質管理強化の推進面で、生産プロセスの見える化を推進している。
その一環として、商品一つひとつに固有のデータマトリックスコードを印字し、工程のトレースを1個単位で可能にした。
同社では引き続き、市場ニーズにマッチした商品開発に注力し、パワーインダクタの性能向上を進めていきたいとしている。
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