負電圧出力に対応したコイル一体型マイクロDC-DCコンバータ

XCL301シリーズ [引用:トレックス・セミコンダクター株式会社]

　トレックス・セミコンダクターは負電圧出力に対応したコイル一体型マイクロＤＣ―ＤＣコンバータ「ＸＣＬ３０１シリーズ」を開発した。

　同製品は、コイル一体型マイクロＤＣ―ＤＣコンバータ製品で初となる負電圧出力に対応した製品。同製品がラインアップに加わることで、幅広い用途に合わせた選択が可能となる。

　外付け部品としてセラミックコンデンサ２個とショットキーダイオードを追加するだけで、反転出力ＤＣ―ＤＣ回路を構成できる。基板面積の省スペース化や開発工期の短縮に貢献する。

　コイルを内蔵し、基板レイアウトが容易。不要輻射ノイズや回路の動作トラブルを最小限に抑えることが可能となる。パッケージサイズは小型のＣＬ―２０２５―０２（２.５×２.０ミリメートル、高さ１.０ミリメートル）を採用。

　動作電圧範囲は２.７―５.５Ｖ、出力電圧は３.３Ｖ（±２.０％）固定となっている。軽負荷から重負荷までの全負荷領域で高効率を実現した。軽負荷での高効率が重視される機器や電池寿命が気になる機器に最適。