先進自動運転支援システム（ADAS)および自動運転向けのアプリケーションに対応したCMOSイメージセンサーファミリー

　米オン・セミコンダクターの日本法人オン・セミコンダクター（東京都品川区）は、先進運転支援システム（ＡＤＡＳ）および自動運転向けのアプリケーションに対応した、スケーラブルなＣＭＯＳイメージセンサー・ファミリーを発表した。

　同社の最新センサーファミリーは自動車メーカおよびＴｉｅｒ１サプライヤに対して、共通のプラットフォームと機能セットをベースとする、様々な堅固なイメージング・デバイスを提供する。

　センサーの解像度は８.３−１.２Ｍピクセルの範囲で、４.２μメートルピクセルの業界最先端の低照度性能を装備。加えて、ＡＳＩＬ−Ｃまでの機能安全、ハイダイナミックレンジ（ＨＤＲ）、業界初のサイバーセキュリティ・オプションなどの機能を備え、第２世代のウエハー・スタッキング技術により、パッケージサイズを縮小している。このプラットフォームのそれぞれの製品は、自動運転車両向けのＤＲＩＶＥ　ＡＩコンピューティング・プラットフォームで使用するために、現在モービルアイやエヌビディアなどの多くの技術パートナー各社が評価中。

　スケーラブル・イメージセンサー・ファミリーはＡＲ０８２０ＡＴ、ＡＲ０２２０ＡＴ、ＡＲ０１３８ＡＴで構成されており、新世代のＡＤＡＳおよび自動運転システムに適した様々な解像度を提供している。

　この製品ファミリーのサイバーセキュリティ技術により、複数のカメラが中央のシステムに接続され、データとコマンドがセンサーとプロセッサ間の配線で伝送される際に、信頼性の高い安全な動作が確保される。