ブルートゥース５に対応した無線モジュール「EYSLCNZWW」

[引用:太陽誘電株式会社]

　太陽誘電はブルートゥース５に対応した無線通信モジュール「ＥＹＳＬＣＮＺＷＷ」を開発した。ＰＣ周辺機器やウエアラブル端末、ヘルスケア機器などに最適。１８年１月から太陽誘電テクノソリューションズ（群馬県高崎市）で量産開始の予定。サンプル価格は３千円／個。

　新製品は同社が培ってきたアンテナ開発の技術力などを組み合わせ、ノルウェーのノルディック・セミコンダクター社製最新ＩＣチップ「ｎＲＦ５２８１０」を搭載したモジュールにおいて世界最小の体積を実現した。サイズは９.６×１２.９×２ミリメートル。

　ＰＣ周辺機器やウエアラブル端末、ヘルスケア機器のような短距離での無線通信が必要な端末の多くには、無線通信規格としてブルートゥースが採用されている。最新バージョンのブルートゥース５は、　通信速度がブルートゥースＶ４.２の２倍になるなど注目されている。

　同社は、ノルディック社からリリースされた最新ＩＣチップｎＲＦ５２８１０を搭載し、低消費電力化に有効な３２.７６８ＫＨｚ水晶振動子やＤＣ―ＤＣコンバータ用のコンデンサ、インダクタも搭載したモジュールにおいて、世界最小の体積を実現したＥＹＳＬＣＮＺＷＷを商品化したもの。

　同社は、高周波回路、部品実装など様々な要素技術を生かして、無線通信モジュールをタイムリーに開発してきた。今後も市場からのニーズに応え、高機能化・高信頼化など、さらなるラインアップ拡充を進めていく。