電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月15日 171215_02 TDK 変換部品 モーター・アクチュエータ 移動体通信機器用

2.5Gタイプを追加、触覚フィードバック機能搭載ピエゾアクチュエーター


TDKのピエゾアクチュエータ
[引用:TDK株式会社]

 TDKは触覚フィードバック機能搭載ピエゾアクチュエータ「PowerHap」の製品ラインアップを拡充する。7G、15Gタイプに加え、新たに2.5Gタイプを開発した。9ミリ角×1.25ミリメートルと小型サイズで、スマホ、タブレットといった小型、薄型化を要求する携帯機器への対応が可能になった。

 最大動作電圧の60Vでは、質量100グラムで2.5Gの加速度を生成し、最大変位特性35マイクロメートル、または最大発生力4Nを実現する。

 PowerHapは、1―1千Hzの刺激帯域全体にわたり振動することが可能で、周波数や振幅に特段の制限がない。そのため、人間の感覚に合わせた触覚フィードバックの実現が可能で、利用者が最先端のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)に期待する高精度な触覚フィードバックを解発できるようになっている。

 ピエゾアクチュエータは、偏心モーター、リニアバイブレータといった触覚フィードバックと比べて、高い加速度と大きな発生力、1ミリ秒未満という速い応答時間を薄型で実現したことが特徴。タイプ別に1―8mJという、どれも極めて小さな電力消費で動作。さらに単一コンポーネントに統合されたセンサー機能を提供する。

 PowerHapは既に、7Gタイプと15Gタイプのサンプル出荷を始めている。それぞれ12.7ミリ角×1.9ミリメートルおよび26ミリ角×2.4ミリメートルのサイズで、100グラム以下の負荷で7Gと15Gの加速度を実現。また、7Gタイプで最大10N、15Gタイプで最大20Nの力を発生。両タイプは、最大120Vの動作電圧用に設計。それぞれ最大65マイクロメートルと200マイクロメートルの変位特性を実現する。

 今回の2.5Gタイプの追加によって自動車、スマホ、タブレット、家電製品、ATM、自動販売機、ゲームコントローラ、産業用機器、医療器具など、幅広い用途に対応が可能になった。


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