171205_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月05日 |
171205_02 |
ヨコオ |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
産業用小型カメラ4K8K危機に適した「10Gbps伝送対応光コネクタ」
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レセプタクル (手前が新製品、奥は従来汎用品のSFP+) [引用:株式会社ヨコオ] |
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光電気複合ケーブル [引用:株式会社ヨコオ] |
ヨコオは産業用小型カメラや4K・8K関連機器などに適した「10Gbps伝送対応光コネクタ」を開発した。18年1月からサンプル出荷を開始する。光送受信機内蔵小型レセプタクル(サイズ12.6×13.5×3.5ミリメートル)によりマシンビジョン用小型カメラへの搭載が可能。独自技術により電気コネクタと同等の使いやすさを実現している。
18年の4K・8K本放送開始に向け、放送関連機器市場を中心に高精細かつ高速の画像伝送ニーズが高まっている。産業用小型カメラなどの産業用検査装置市場でも、CMOSセンサー技術の進展により、10Gbpsを超える高速画像伝送が求められている。
こうした高速伝送には導電体ケーブルなどによる電気伝送よりも、細径で電磁ノイズの影響を受けずに長距離伝送が可能な光ケーブルでの伝送が適している。だが、これまでの光伝送機器は主として一般ユーザーの使用を前提としない基幹伝送用途向けに開発が進められてきたため、光ケーブルの接続に用いる光コネクタも、その接続などの取り扱いに際して特別な手順(ダスト対策、高価な専用クリーナーの使用など)が必要だったうえ、それが搭載されるリモートカメラなどの小型化に対し、光トランシーバを含むコネクタ自体の小型化はほとんど進んでいなかった。
今回同社が開発した10Gbps伝送対応小型光コネクタは、産業用検査装置や4K/8K関連機器などの光伝送に際して、一般的な電気コネクタと同等の操作性を実現するだけでなく、サイズも従来汎用品のコネクタ付き光トランシーバ(SFPプラス)の10分の1以下という小型化を達成することで、産業用小型カメラなどへの搭載も可能にしている。
10Gbps伝送対応小型光コネクタの特徴は、独自技術(特許出願済み)の適用で電気コネクタと同等の使いやすさ(ダストケア不要)を実現し、高いユーザビリティを提供(オペレーション費用も削減)。光電気複合伝送対応のUSB2.0マイクロB形状互換プラグを実現。光送受信機内蔵小型レセプタクル(サイズ12.6×13.5×3.5ミリメートル)によりマシンビジョン用小型カメラへの搭載が可能。
12.5Gbps双方向または25Gbps片方向の高速光伝送を消費電力300mW以下で実現スクリューロックを備え高い堅ろう性を保持。ケーブルは電力伝送用の電線と光ファイバの細径複合ケーブル(φ3ミリメートル、曲げフリー)を採用。
同製品は、6日開幕の「国際画像機器展2017」(パシフィコ横浜)の同社ブースで公開する予定。同社は今後、日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)を通じ、同光コネクタをマシンビジョン用光伝送メディアとしてグローバル標準とすべく規格標準化への取り組みとともに、25Gbps超の高速伝送に対応できる製品開発も進める予定。
▽SFPプラス スモールーファクター プラガブル プラス。光ファイバを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つ。サイズは14×57×10ミリメートル。10Gビット イーサネットなどで利用できる。
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