171205_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月05日 |
171205_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
モバイル機器向け、複数の充電方式同時実装を可能としたバッテリ充電IC
|
業界初の2系統充電対応バッテリ充電IC [引用:ローム株式会社] |
ロームはモバイル機器向けに業界初の2系統充電対応のバッテリ充電ICを開発した。10月からサンプル出荷を始め、18年1月に月産能力50万個で量産を開始する。
1セルから4セルのバッテリ用昇降圧充電IC。昇降圧制御により3.07Vから19.2Vの充電電圧を生成。最先端USB PDシステムにも対応した。充電アダプタ判定機能を搭載し、マイコン制御なしに充電の切り替えができる。USB充電規格においてもUSB PDだけでなく、現在最も普及しているUSB BC1.2もサポートした。
USB充電、ワイヤレス給電、ACアダプタからの充電など、充電方式の同時実装を簡単に実現。利便性の高い充電環境を構築できる。パッケージUCSP55M3CとUQFN040V5050の2種類を取りそろえた。ともに充電系統を業界初の2chにした。電源電圧3.8―25V、充電電圧3.07―19.2V、スイッチング周波数600―1200KHz、動作温度範囲−30―85度。サンプル価格500円/個(税別)。
前工程はローム浜松(浜松市南区)で、後工程をローム・アポロ(福岡県広川町)、ローム エレクトロニクス フィリピンズで行う。
チップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)、アールエスコンポーネンツの3社で11月からインターネット販売も始めている。
充電系統2入力を個別に対応する場合に必要な外付け部品、トランジスタ、抵抗器の搭載、調整が不要のため、実装面積の削減、設計負荷の大幅
な軽減が図れる。昇降圧制御により5―USB PDの最大電圧の20Vのどの電圧からでもバッテリ充電に必要な充電電圧を生成できる。
2セルバッテリ(8.4V)の充電を行う際、20V入力時には降圧して8.4V充電を、5V入力時には昇圧して8.4V充電を行うことが可能。従来のUSB充電からUSB PD充電まで幅広い充電方式に対応可能。
|