171129_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月29日 |
171129_01 |
ヒロセ電機 |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
ザインエレクトロニクスの「V-by-One US」に準拠したシールドFFC用コネクタ「FX16シリーズ M2タイプ」
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ヒロセ電機の 「FX16シリーズ M2タイプ」 [引用:ヒロセ電機株式会社] |
ヒロセ電機は同社のシールドFFC用コネクタ「FX16シリーズ M2タイプ」が、ザインエレクトロニクスの高解像度映像向け次世代高速インターフェイス規格「V―by―One US」の技術仕様を満たすことを評価・確認した。
V―by―One USは、1レーン当たり16Gbpsの伝送速度を技術仕様として、4K、8K以上の高解像度機器の伝送を効率的に行うことを目的に、半導体メーカーのザインエレクトロニクスが開発した次世代高速インターフェイス規格。18年の8K放送開始や、医療分野での高解像度映像の活用などのニーズの高まりに伴い、映像信号伝送の高速化を目指して開発された。
ヒロセ電機はこの規格に同社コネクタも対応するべく、ザインエレクトロニクスとコネクタの面で協業を進めてきた。その結果、同社FX16シリーズ M2タイプがV―by―One USの技術仕様となる1レーン当たり16Gbpsの高速伝送に準拠できることを評価・確認した。
FX16シリーズ M2タイプは41芯と51芯のバリエーションがあり、そのうち51芯がV―by―One USの技術仕様をクリアした。近く、41芯についても評価を実施する予定。
特徴は、データの高速化、優れたEMI対策、ケーブル・コネクタのコスト削減など。現在、4K映像を支えているV―by―One HSと比較し、V―by―One USは4倍の高速化が効率的に進められる技術。
この仕様を満たしたFX16シリーズ M2タイプは、高速伝送が必要とされる8K高解像度機器向けに優位性を発揮。ノイズ対策ではレセプタクル後部を金属シェルでカバーし、EMI対策を施している。セットメーカーはこの技術を活用することで、ケーブルやコネクタのコスト低減が可能となる。
芯数は41芯、51芯、水平・垂直タイプなど、プラグ2製品、レセプタクル3製品を量産中。
同コネクタは、20年東京五輪に向けた8K高解像度機器の需要増をはじめ、自動運転などの車載向けニーズや監視カメラなどの映像機器、デジタルサイネージなど多様な分野・用途に対応している。
同社は20年に毎月1億円の売上げを目標に、8K高解像度機器の内部接続における高速伝送のソリューションとしてスタンダード化を目指す。
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