広入力電圧範囲、広出力範囲を実現したDC-DCコンバータ「MYSGK02506BRSR」

DC-DCコンバータ新製品 「MYSGK02506BRSR」 [引用:株式会社村田製作所]

　村田製作所は入力電圧が１３.５−４２Ｖと広入力電圧範囲、出力電流は最大６Ａ、５−２５Ｖの安定化出力が供給できるＤＣ−ＤＣコンバータ「ＭＹＳＧＫ０２５０６ＢＲＳＲ」を開発した。１２月から量産体制に入る。

　新製品は、１４.７×１６.３×７.５ミリメートルの小型樹脂モールドパッケージＤＣ−ＤＣコンバータ。昨年１０月に発表したＦＰＧＡ用ＤＣ−ＤＣコンバータ（ＰＯＬ）のＭｏｎｏ　Ｂｌｏｃｋ　Ｔｙｐｅ　ＰＯＬに使われたパッケージング技術を採用し、小型化を実現している。

　同パッケージング技術によって小型かつ放熱特性が良好なうえ、モジュールに内蔵する部品の最適化を行い、高電流密度を実現している。

　電源回路を設計する際に必要となる抵抗、コンデンサなどの周辺部品をモジュールに内蔵しているので、電源回路をシンプルにすることができ、当社の従来製品に対して２分の１の面積で実装できるようになっている。

　同製品がターゲットとする電源関連の応用分野として、当面は「産業機器」「医療機器」「ＵＳＢ　ＰＤ」への電源供給の３分野を想定している。

　将来的にはロボットやドローンなどへの用途も視野に入れている。