171026_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月26日 |
171026_01 |
スミダコーポレーション |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
一般産業用 |
LED照明用、小型で高インダクタンス値の「RPT109」
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スミダコーポレーションの LED用インダクタ「RPT109」 [引用:スミダコーポレーション株式会社] |
スミダコーポレーションはLED照明用のパワーインダクタの製品ラインアップを拡充している。省エネ化でLED照明が幅広く普及していることに対応。新たに小型で高インダクタンス値の「RPT109」を開発。LED以外でも高電圧用途を含めて販売を開始した。既に量産対応している。
新製品は低損失、高効率のフェライトコアをはじめ、寸法安定性に優れた高精度ボビン、さらにはワイヤを組合わせたパワーインダクタ。10.5ミリ角×10ミリメートルサイズと小型で、569μ―2千μFの高インダクタンス値を確保している。
これはLEDが要求する高い絶縁電圧要求を満たすことになり、600Vの高電圧用途に対応できる製品。
直流抵抗は2100m―1万mΩ/20度。直流重畳許容電流は20度で0.74―0.39A、105度で0.6―0.32A。動作温度範囲は40―125度(コイル自己発熱を含む)。
同社はコイルの専門メーカー。中期成長戦略として、自動車、インダストリの売上高を80%に高め、コンシューマ関連を20%としている。コンシューマ関連では、利益重視を打ち出し、高付加価値化製品戦略を展開。
生産体制についても、これまでの中国生産中心からコンシューマ関連の量産をベトナムにシフト。現在、ハノイ、ダナンの近郊にある2工場では、コンシューマ向けの量産規模を拡大している。
コンシューマ関連は、スマホからパソコン、AV機器、さらには家電向けまで総合的に対応している。そのなかでも同社の技術が生かされる製品やコスト競争力の高い製品などに注力。今回のLED照明用パワーインダクタもLED照明の価格がグローバル市場で下落しているなか、品質、コスト、納期をはじめとする競争力の高い製品として販売する。
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