171023_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月23日 |
171023_02 |
トーキン |
半導体素子 |
半導体センサー |
一般産業用 |
設備をリアルタイムに関し、品質状態の見えるかを実現する振動診断システム用、圧電型振動センサー
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トーキンの振動センサー [引用:株式会社トーキン] |
トーキンは微小で多様な振動を高精度に検知する圧電型振動センサーの提案活動を開始した。世界各国で工場運営に新たな自動化・インダストリー4.0をはじめとするIoTの導入が進んでいる。なかでもセンサーを用いた生産設備の管理が期待されている。同社では、圧電型振動センサーと三菱電機のシーケンサを組み合わせ、設備をリアルタイムに監視、品質状態の「見える化」を実現する振動診断システムを開発。工場への導入を推進している。
同社の圧電型振動センサーは、圧電セラミック材料の組成の最適化、独自の振動拡大機構で振動を効率良く電気信号に変換する。広帯域な周波数(10Hz―15KHz)の振動を従来比20倍の感度でリアルタイムに収集可能。
電圧感度は20mV/m/S2.最小検知加速度は0.003m/S2.最大検知加速度は50m/S2.駆動電圧は3.3V。
素子のサイズは11.5×8.5×2.9ミリメートルとφ14×7ミリメートル。
また、工作機械やポンプなど、導入するのが難しかった過酷な環境への新規導入のために耐油、防塵、防水といった耐環境性を付加した振動センサーなども開発している。
同社では、導入を推進するために、三菱電機と共同で振動診断システムを開発。両社でそれぞれ販売を開始している。圧電式振動センサーによって得た測定値を解析するソフトウエア、振動センサー接続ユニット、さらには三菱電機のシーケンサ「MELSECシリーズ」などから構成。
同社では、特に工場における状態監視の導入を推進。品質の均一化、生産性向上、コストダウンなどを図るために工場のIoT化導入の機運が世界的に高まっている。
工場の生産設備などに取り付けた振動センサーから信号をクリアに伝達し、解析する振動解析システムは、大がかりな設備投資を必要せず、容易に導入できるメリットがある。
同社はキャパシタ、EMC、センサーおよびアクチェータの3事業を成長戦略事業として取り組んでいる。センサー事業については、磁性材料をはじめ圧電セラミック、光などの材料技術の応用展開を進めている。
圧電セラミック系では、人体などから発する赤外線を圧電セラミックで検知する焦電型赤外線センサーを開発し、販売を開始している。高感度、リフロー可能なSMD型を実現。樹脂やガラス越しでも検知可能。また、ユーザーのニーズに合わせ、モジュールタイプやレンズ対応品などラインアップを拡充予定。
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