170920_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月20日 |
170920_01 |
住友電工 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
DFA率業界最高レベルの99%を達成、高品質SiCエピタキシャル基板「EpiEra」
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SiCエピタキシャル基板 [引用:住友電気工業株式会社] |
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4インチ「EpiEra」基底面転位マップの例 DFA率100% [引用:住友電気工業株式会社] |
住友電工はエピタキシャル層に含まれる欠陥を極限まで低減したSiCパワーデバイス用エピタキシャル基板「EpiEra」の生産・販売を開始した。
パワーデバイスは電力制御を目的とした半導体デバイスで、電力、鉄道、自動車、家電などの様々な分野で使われており、近年はより高効率でエネルギーロスの少ないパワーデバイスが求められている。
なかでもSiC(炭化ケイ素)は、パワーデバイスの低損失・高効率・小型化を可能にする点で最も注目されている材料の一つ。同社はSiCパワーデバイスの基盤材料であり、その性能・信頼性に大きく影響を与えるSiCエピタキシャル基板の開発を進めてきた。
このほど同社は、長年培ってきた化合物半導体の技術に加え、高精度シミュレーションなどを取り入れた独自技術の「MPZ」を活用し、4インチ(100ミリメートル径)および6インチ(150ミリメートル径)の高品質SiCエピタキシャル基板「EpiEra」の製品化に成功し、量産を開始した。
EpiEraは、表面欠陥や基底面転位が存在しない領域の面積率(DFA率)において、業界最高レベルの99%以上を達成している。これにより、SiCパワーデバイスのさらなる品質の向上と安定化が見込まれる。
▽表面欠陥 エピタキシャル層の表面に現れる結晶欠陥で、デバイスの歩留まりに影響を与える。
▽基底面転位 SiC単結晶の基底面に発生する転位で、製品の信頼性に影響を与える。
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