170803_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月3日 |
170803_01 |
三菱マテリアル |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
自動車機器用 |
全世界セルラーバンドに対応した車載用通信機器向けの「マルチバンドアンテナ」L搭載のモバイル機器用、省エネ性能を向上させるリカイロパワーインダクタ「GLUシリー
|
車内の設置場所(空間・領域)に合わせ、 2種類の形状を用意。TYPEUとTYPET |
三菱マテリアルの電子材料事業カンパニーは、主にデジタル携帯電話サービスに用いられる全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向け「マルチバンドアンテナ」を開発。10月からサンプル提供を開始する。
車載用通信機器をインターネットへ接続することで、快適性や安全性などの向上を図る「コネクテッドカー」「ITS(高度道路交通システム)」といった新しい製品・サービスを提供する技術が注目されている。これらの機器には各国のセルラーバンドに対応したユニットアンテナが取り付けられており、テレコミュニケーションECU(電子制御ユニット)の一部として使われている。今後もeCall(車両緊急通報システム)や自動運転といった新しいサービスに必要な地図や路面などの詳細情報をクラウドからリアルタイムにデータ収集する手段として、ニーズは高まっていくと予想されている。
車載用通信機器には、高い技術的ハードルがあることから、地域ごとのセルラーバンドに応じたユニットアンテナが必要とされていた。同社は、セラミックスチップアンテナで培った設計技術と実績をもとに、全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向けユニットアンテナであるマルチバンドアンテナの開発に成功した。
このアンテナは、車載用通信機器の世界レベルでの共通化に寄与するもので、使用温度範囲を車載標準規格のAEC−Q200グレード2(温度範囲=−40─105度)に準拠。699─3950MHzの周波数帯をカバーする。
同社は製品を有効に利用するため、ニーズに合ったアンテナ設計、保有する専門設備を利用。顧客の製品の構造や部品レイアウト、設置環境などの条件を評価・解析することにより、最適な無線通信環境を提案していく。
|