170801_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月1日 |
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アルプス電気 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
移動体通信機器用 |
有機EL搭載のモバイル機器用、省エネ性能を向上させるリカイロパワーインダクタ「GLUシリーズ」
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アルプス電気の「GLUシリーズ」 |
アルプス電気は7月31日、有機ELパネル搭載の各種モバイル機器向けに、リカロイパワーインダクタの新製品「GLUシリーズ」を開発、量産開始したと発表した。同社従来品をベースに改良し、省エネ性能をより向上させた。
最近のスマホなどのモバイル機器は、有機ELパネル採用が増加し、20年には搭載率が5割を超えると言われる。同時に、最近はタブレット端末での音楽や動画の視聴が一般化しており、モバイル機器の使用電力負担が増加しているため、セットメーカーは端末の省エネ対策が課題となっている。
今回量産を開始したGLUシリーズは、同社従来品をベースに次世代材料を使用し、巻き線技術に工夫をしたことでDCR(直流抵抗)を25%低減した。これにより、特に重負担時の電力変換効率が向上、有機ELパネルの高輝度時や動画再生時にも良好な特性を発揮し、機器の電池駆動時間の長時間化に貢献する。
チップ部品として低背に有利な下面電極構造を採用。製品上面に電極がないため、同部品に近接してノイズ対策部品などを設置可能で、セット設計の自由度向上に寄与する。
GLUシリーズの製品バリエーションは、サイズの異なる2種類を用意。仕様は「GLUHKシリーズ」は外形サイズ2.0×1.6×高さ1.0ミリメートル、インダクタンス0.47―2.2μH、直流抵抗30―126mΩ。「GLULKシリーズ」は外形サイズ2.5×2.0×高さ1.0ミリメートル、インダクタンス0.47―4.7μH、直流抵抗24―192mΩ。
主な特徴は、従来品GLCシリーズ比でDCRを−25%の効率改善。優れた軟磁気性特性を持つ独自開発の低コアロス材リカロイを採用し、電力変換時の低損失を実現。高周波スイッチング、大リップル電流の回路で良好な特性を発揮、モバイル端末の電池長時間駆動に貢献する。
用途は、スマホやタブレット端末をはじめとする有機EL搭載モバイル機器。サンプル価格は100円(税込み)。
生産は長岡工場(新潟県長岡市)で行う。
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