電波プロダクトニュース



170726_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月26日 170726_01 村田製作所/指月電機製作所 受動部品 コンデンサ 自動車機器用

125度の高温環境下で連続使用できる車載用フィルムコンデンサ


共同開発した車載用
高耐熱フィルムコンデンサ

 村田製作所と指月電機製作所は、共同開発してきた125度の高温環境下で連続使用できる車載用高耐熱フィルムコンデンサの量産を18年4月から開始する。EV、PHV、HVの環境対応車のコンバータやモーター駆動用インバータ向けなどに両社で販売していく。9月にサンプル出荷を始める。

 両社は16年9月に資本業務提携し、村田製作所が開発した熱硬化性樹脂に分類されるフィルムを誘電体に用いた125度の高耐熱フィルム材料を使った高耐熱フィルムコンデンサの開発、製品化を共同で進めていた。同10月には秋田指月(秋田県羽後町)内に合弁会社「村田指月FCソリューションズ」を設立。高耐熱フィルムを蒸着加工する村田指月FCソリューションズの本社工場を着工、17年10月竣工予定で同フィルムの蒸着加工の量産体制を整えている。

 村田指月FCソリューションズで蒸着加工したフィルムを、秋田指月でフィルムコンデンサに仕上げて両社で販売していく。

 従来のポリプロピレンフィルムを誘電体に用いた高耐熱フィルムコンデンサは105度までの温度保証が一般的で、高温域での自己回復機能が働きにくく、ショートモード故障となる懸念があった。車載用のコンバータやモーター駆動用インバータに使用されるコンデンサは高温保証ニーズが従来にも増して高まり、電源ラインに使用されるコンデンサでは自己回復機能も求められている。

 新製品は125度の高温環境下での連続使用が可能で、自己修復機能に対応した車載用高耐熱フィルムコンデンサ。定格静電容量10―20μF、定格電圧450V。高温負荷125度/450V2千時間、耐湿負荷85度/85%RH/450V1千時間。耐熱衝撃−40−125度1千サイクル。


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