170721_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月21日 |
170721_01 |
TDK |
受動部品 |
フィルタ |
一般産業用 |
小型で配線作業性を向上した、電源ライン用EMCフィルタ「RSEVシリーズ」を開発
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TDKのEMCフィルタ 「RSEVシリーズ」 |
TDKはTDK−Lambdaブランドの電源ライン用EMCフィルタ「RSEVシリーズ」を開発した。小型で配線作業性を向上したのが特徴。工作機械の制御系電源をはじめ半導体製造装置、医療機器など、産業分野に提案する。TDK―Lambdaが8月から量産を開始する。3年後には年間20万個を見込む。
新製品は、スイッチング電源におけるノイズ対策として搭載する端子台タイプの単相用EMCフィルタ。ユーザーの配線、取り付け作業に関わるねじ部分を改善し、端子台と本体カバーを一体化。さらに全てのねじにセルフアップ構造を採用。これによって部品の脱落、紛失がなくなり、配線の作業性は良好になり、安全性も増した。
内蔵している部品の最適化、部品配置の改善などによって、従来製品「RSENシリーズ」の30Aモデルに比べて体積は約37%減、質量は約34%減と小型化を実現し、搭載する装置内の省スペース化に貢献する。サイズは85×30×39ミリメートル。
定格電圧は250V。製品ラインアップは、定格電流6A、10A、16A、20A、30Aの5モデルをそろえた。耐電圧はAC2500V60秒(ライン―アース間)。漏えい電流は1mA(AC250V/60Hz)。安全規格はUL1283、CSA C22.2No8、EN60939―3。
DINレールに取り付けて使用する場合は、別売でDINレール取り付けアタッチメントを用意している。
同社はEMCフィルタとしてインレット、オンボード、端子台などのモデルを小型品から品ぞろえし、しかも汎用特性、広帯域対応、さらに2段コイル構成による高減衰タイプなど、最大300Aまでをシリーズ化。
そのなかで、同社の従来製品RSENシリーズは、幅広い産業分野で販売実績を伸ばし、10年間で累計販売数量が200万個に達した。
今回の新製品は小型化に加え、配線作業性を向上してユーザーの使い勝手を配慮したことで、さらに用途が拡大すると期待している。新製品とRSENシリーズの両シリーズで、年間40万個規模の販売を見込んでいる。
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