信号処理機能を内蔵した低背・低消費電力24GHz帯マイクロ波センサー「NJR4266」シリーズを発表

新日本無線の「NJR4266」シリーズ

　新日本無線は２０日、マイクロ波センサー「ＷａｖｅＥｙｅｓ」シリーズに信号処理機能を内蔵した低背・低消費電力２４ＧＨｚ帯モジュール「ＮＪＲ４２６６」シリーズを追加、サンプル配布を開始する。

　近年進行するＩｏＴ化によってセンサー需要の拡大と多様性が求められている。同製品は外形１７.２×２７.３×５.１ミリメートルのサイズに、２４ＧＨｚ帯マイクロ波回路・アンテナ・信号増幅回路・マイクロコントローラ（ＭＣＵ）を内蔵し、主に人などの移動体検知を可能としたモジュール。

　同製品は、同社従来品（ＮＪＲ４２６５）に対し約９６％の省電力化（最小動作電流１.９ｍＡ）と約４０％（３.７ミリメートル）の低背化を実現した、また、用途に合わせた最適な検知角度を選択できる複数の製品ラインアップを用意。照明機器、セキュリティ機器、住宅設備機器など多種多様なアプリでの使用を可能にした。

　同製品には評価キット（６５００円）も用意される。９月から量産（月産５千個）の予定で、量産価格は１千個ロットで１個１２００円程度になる見込み。