USBTypeCのUSBPDに対応した電力受給電用評価ボード6種を販売開始

USBType-CのUSBPD対応 電力受給電用評価ボード

　ロームはＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―ＣのＵＳＢ　Ｐｏｗｅｒ　Ｄｅｌｉｖｅｒｙ（ＰＤ）対応電力受給電用評価ボード６種類を６月末からインターネット商社で販売を始めた。

　販売インターネット商社はチップワンストップ、ザイコストア（コアスタッフ）、アールエスコンポーネンツの３社。ボードの駆動に必要なドキュメントはホームページに公開。

　同評価ボードは、ロームのＢｉＣＤＭＯＳプロセスと回路技術を用いて開発したＵＳＢＰＤコントローラＩＣを搭載し、給電側と受電側のボードを組み合わせることでＵＳＢＰＤを使用した受給電を簡単に実現、評価することができる。ＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃ規格Ｒｅｖ１.１とＵＳＢＰＤ規格Ｒｅｖ２.０をサポートしているため、Ｔｙｐｅ―Ｃコネクタを実装した機器と接続することも可能。

　ＵＳＢＰＤは、従来１５Ｗまでの電力供給しかできなかったＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃ対応機器間で最大１００Ｗ（２０Ｖ／５Ａ）までの受給電を可能にした。これによりノートＰＣやＴＶなどの大きな電力を必要とする機器でもＵＳＢ端子から給電できる。

　６種類の評価ボードは
▽受電側標準評価ボード（５―２０Ｖ接続先に合わせて自動選択）
▽給電側標準評価ボード（５、９Ｖ、１２Ｖ、１５Ｖ、２０Ｖ出力）
▽受電側小型評価ボード（９Ｖ）（５Ｖ、９Ｖ接続先に合わせて自動選択）
▽受電側小型評価ボード（１５Ｖ）（５Ｖ、１５Ｖ接続先に合わせて自動選択）▽受電側小型評価ボード（２０Ｖ）同
▽給電側１００Ｗ給電ＡＣ／ＤＣアダプタ（５Ｖ／３Ａ、９Ｖ／３Ａ、１２Ｖ／３Ａ、１５Ｖ／３Ａ、２０Ｖ／５Ａ）
▽受電側ＡｌｔｅｍａｔｅＭｏｄｅ対応（ＡｌｔｅｍａｔｅＭｏｄｅ対応、５、１２─２０Ｖ接続先に合わせて自動選択）
▽給電側ＡｌｔｅｍａｔｅＭｏｄｅ対応（ＡｌｔｅｍａｔｅＭｏｄｅ対応、５、１２─２０Ｖ出力）
▽給電側４５Ｗ給電ＡＣ／ＤＣアダプタ（５Ｖ／３Ａ、９Ｖ／３Ａ、１２Ｖ／３Ａ、１５Ｖ／３Ａ、２０Ｖ／２.２５Ａ）。