170525_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月25日 |
170525_02 |
アナログ・デバイセズ |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
一般産業用 |
IGBTやMOSFET向け、切り替え特性を確実に制御できる小型絶縁ゲートドライバーを発表
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ADIの「ADuM4120」 評価ボード |
アナログ・デバイセズ(ADI)は23日、SiC(シリコン・カーバイド)やGaN(窒化ガリウム)などのパワースイッチ技術に求められる高速スイッチングとサイズの制約に対応しつつ、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)向けに切り替え特性を確実に制御できるスモールフォームファクタの絶縁型ゲートドライバー、「ADuM4120」および「ADuM4121」シリーズを発表した。
同シリーズは、同社の「iCoupler」絶縁技術と、高速CMOSおよびモノリシック変圧技術を組み合わせ、150kV/μSを超えるCMTI(コモンモード過渡電圧耐性)性能を得て、33nsという低い伝播遅延を実現した。
また、2.5―6.5Vの入力電圧で動作し、5kV rmsの絶縁を実現する2A出力のシングルチャンネルゲートドライバーとなっている。
ADuM4120およびADuM4120−1は、過熱防止のための熱シャットダウン機能を装備。入力グリッチフィルタを備えたADuM4120は、誤出力を引き起こす可能性がある入力ピンのシステムノイズを軽減、グリッチフィルタのないADuM4120−1は33ns(代表値)という低伝播遅延を実現している。
さらに、ADuM4121およびADuM4121−1は内蔵ミラークランプによって保護を強化し、熱シャットダウン機能も内蔵。
同社はゲートドライバーを小型パッケージで提供しながら、主要な性能仕様を維持し、次世代の電力変換システムにおいて、設計時に必要な優れた柔軟性を提供したいとしている。
価格はそれぞれ1千個受注時、ADuM4120(−1)が1.58ドル、ADuM4121(−1)が1.87ドルとなっており、既に出荷されている。
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