170518_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月18日 |
170518_01 |
日本TI |
半導体素子 |
半導体センサー |
一般産業用 |
車載や産業機器・医療などに最適な高精度ミリ波センサー「AWR1x」、「IWR1x」を発表
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車載用の「AWR」と産業用の「IWR」 ミリ波センサーファミリー |
日本テキサス・インスツルメンツは17日、車載や産業機器・医療などに最適な高精度のミリ波センサー製品を発表した。
新製品は車載用の「AWR1x」と産業用の「IWR1x」二つの76―81GHzセンサー製品ファミリーがあり、5種類のソリューションと必要な全ての機能が統合された開発プラットフォームが含まれる。
現在、市場に流通するミリ波ソリューションはマルチチップ構成のため設計は複雑かつサイズも大きく、消費電力も大きかった。新製品は現状より10倍以上の測定精度を提供。ワンチップで10.4ミリメートル角と世界最小クラスの小型化を実現した。
米本社で車載レーダー事業を統括するスディプト・ボースマーケティング・ディレクタは「ミックスド・シグナル設計手法とリアルタイム信号処理を一つのCMOSチップに統合し、ワンチップ化した。高周波やRFなど多くの回路を取り込むことで精度も高めた。世界最高クラスの精度で人間の髪の毛の幅まで検知可能だ」と話す。
車載用のAWRファミリーは最大300メートルまで検知可能。緊急ブレーキや適応クルーズ・コントロールなど中長距離レーダーのほか、運転者モニタリングなどの近接センシング、車線変更アシストや衝突防止などの近距離レーダーなど、それぞれの用途に応じ最適な製品を取りそろえている。
その時々で変化する条件にダイナミックに適応。走行条件によって機能を切り替えるマルチモーダル機能を有し、様々な検知が可能だ。
産業用のIWRファミリは工場やビルなどの自動化設備、スマートインフラなど、高効率化へのニーズに対応。ロボットやドローンなどの新興分野の既存機能を刷新することができる。雨や霧、霜、照明、ちりなどの影響を受けることなく使用できるため、室内・屋外を問わず、独自の堅ろう性を提供する。
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