170516_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月16日 |
170516_01 |
アナログ・デバイセズ |
半導体素子 |
半導体センサー |
一般産業用 |
産業機器の状態監視などに最適なMEMS加速度センサー「ADXL1001/1002」と「ADXL356/357」を発表
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ADIのADXL1001/1002 |
アナログ・デバイセズ(ADI)はこのほど、産業機器の状態監視などに最適なMEMS加速度センサーを発表した。
今回発表したのは産業用状態監視アプリケーション向けに特別に設計された「ADXL1001/1002」と、従来の3軸MEMS加速度センサーシリーズの新ラインアップとなる「ADXL356/357」。
これまで産業機器の状態監視には圧電素子を応用した高価なセンサーユニットが利用されることが多かった。半導体製造技術を用いたMEMSセンサー技術は生産スケールやコスト、機能集積に長けている半面、測定精度で圧電素子に劣るという課題があった。
ADXL1001/1002は、小型軽量、低消費電力、低価格、堅ろう性、安定性などの特性に加え、測定精度を大幅に改善。超低ノイズ、温度安定性、広帯域のgレンジ・振動周波数を実現し、ワンチップで高精度な状態監視を実現できる。
両製品ともアナログ出力の1軸加速度センサー。1001はフルスケールレンジ±100g、ノイズ密度は30μg/ √Hz 、感度は20mV/g。1002はそれぞれ±50g、25μg/ √Hz 、40mV/g。3.0―5.25Vの単一電圧電源で動作し、定格温度範囲は−40―+125度。前工程は米国自社工場、後工程は韓国外注工場で行う。1千個受注時の単価はそれぞれ29.61ドル。
ADXL356/357は、高周波においても低ノイズ性能を発揮し、振動を高分解能で測定できる。状態監視装置として用いることで機器の不具合を早期に検知できるようになる。超低消費電力で優れた性能を発揮するため、無線センサーネットワーク構築に最適。±40gと高gレンジ対応のため、衝撃や振動の激しい環境下でも正確な傾斜角度計測が可能だ。
356はアナログ出力で1千個受注時の単価は28.60ドル、357はデジタル出力で同31.78ドル。前工程は自社米国工場、後工程はフィリピン外注工場で行う。
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