170419_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月19日 |
170419_01 |
TDK |
半導体素子 |
ディスクリート |
自動車機器用 |
車載向け、静電気対策と電磁妨害除去機能を併せ持つ1005サイズの積層チップバリスタ「AVRHシリーズ」を開発、サンプル出荷を開始
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TDKの積層チップバリスタ 「AVRHシリーズ」 |
TDKは車載向けに1005サイズの積層チップバリスタ「AVRHシリーズ」を開発した。車内ネットワークにおける静電気(ESD)対策と電磁妨害(EMI)除去機能を併せ持つ。自動運転の本格的な導入に向けたADASなどの搭載が本格化し、需要が伸びると展望。サンプル出荷を開始した。
これまで車載用積層チップバリスタとして、1608サイズ、2012サイズを販売してきたが、小型化のニーズに対応。1005サイズを開発したもの。
特にADASの搭載が定着化してきた中で、カメラの映像伝送の高品質化を維持するために、ESD対策とEMI除去の両機能を持つバリスタの重要性が一段と高まっている。
回路設計を効率化
新製品は、双方向ツェナーダイオードとコンデンサを並列に接続した回路構成と同等の電気特性を有しており、1個でESD対策とEMI除去の機能を発揮する。そのため、回路設計を効率化できるほか部品点数を削減でき、しかも小型なことから実装面積を省スペース化できる。
また、製品の表面を特殊材料でコーティングし、絶縁抵抗を維持。サージ電圧に1ナノ秒以下の高速応答を実現。静電容量15pFの確保によって、CAN/LINバスラインのESDとイミュニティ対策が可能。
さらに同4.7pFで、Ethemet100BASE―T1のESDとイミュニティ対策を実現している。
バリスタ電圧は27V、39V、100V。
自動車における品質試験であるAEC Q200に準拠する。
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