170412_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月12日 |
170412_03 |
ローム |
半導体集積回路 |
専用IC |
一般産業用 |
電動自転車やLEVに適したリチウムイオン電池監視LSIの販売へ
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ロームの電動自転車、LEV向け 13セル対応リチウムイオン 電池監視LSI |
ロームは電動自転車やLEV(電動立ち乗り二輪車、電動車いす、電動スケートボードなどの電動軽車両)に適したリチウムイオン電池監視LSIを4月サンプル出荷し、7月から販売を開始する。サンプル価格(税別)800円/個。
中国の電動自転車市場を中心に拡販する。14年度で3千万台の電動自転車が生産され、そのうちの約260万台がリチウムイオン電池搭載タイプ。17年度には同3100万台以上、そのうちの300万台以上がリチウムイオン電池搭載タイプと言われている。現在、中国のリチウムイオン電池搭載タイプの電動自転車市場で約3割のシェアを、今回の新製品投入により5割まで引き上げ、トップシェアを目指す。
新製品は、最大13直列セルのリチウムイオン電池に対応したマイコン不要のスタンドアロンタイプのリチウムイオン電池監視LSI。新開発のIPを組み合わせて、同社従来品とほぼ同じチップサイズで従来品では対応できていなかった温度検出機能、ショート電流検出機能のほか、FETボディダイオード発熱対策、充放電FETゲートドライバーの強制OFF機能端子を備えた。
セル電圧測定(検出)精度もこれまでの±25mV(typ)から業界最高の±15mV(typ)にした。外付けマイコンでセル電圧を読み出し、電池寿命や電池残量を計測できるセル電圧測定機能も備えた。同社従来品と同じ0.5μm80V高耐圧CMOSプロセス、30ピンSSOPを採用した。
ロームグループのラピスセミコンダクタで開発し、前工程をラピスセミコンダクタ宮崎(宮崎県)、後工程をローム インテグレイテッド システムズ(タイランド)で行う。月産能力10万個でスタートする。
17年度中に電動工具向け5セル対応のアナログフロントエンドタイプ、18年度にはコードレス掃除機向け6─8セル対応のスタンドアロンタイプをラインアップする予定。
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