170412_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月12日 |
170412_02 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
業界初、11kw出力の絶縁型双方向DC-DCコンバータ「EZA11K」を開発
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11kW出力双方向DC―DC コンバータ「EZA11K」 |
TDKは標準品としては業界で初めて、11kW出力の絶縁型双方向DC―DCコンバータ「EZA11K」をTDK―Lambdaブランドで開発した。高圧側と二次電池との間の昇圧と降圧を1台のコンバータで双方向に変換できるもの。蓄電システムによる電力のピークカット・平準化、非常用電源、再生可能エネルギーシステムのDCバス安定化、モーター回生エネルギー利用によるピークアシスト、および省エネシステムなどに利用できる。TDKラムダが販売を開始した。
同社は既に双方向DC―DCコンバータとして、出力2.5kW機種を「EZAシリーズ」の第1弾で販売。今回の新製品は4倍超の出力11kWを実現した。並列運転も可能で、同社では最大50kW出力も可能としている。
デジタル制御技術などの回路・制御技術と同社が得意な低損失磁性材料を融合。
最新の低損失フェライトコアをメーントランスに採用。スイッチング素子には、同社としては初めてSiC―MOSFETを採用。422.8×530×43.6(高さ)ミリメートルの小型、薄型で大出力容量を実現した。
双方向の電力変換効率は最大95%の高効率を実現、しかも最適な熱設計技術を取り入れることで耐熱信頼性を確保した。
二次電池はリチウムイオン電池への対応を考慮。低圧側電圧は240Vに設計。高圧側電圧は320V。
入力または出力電圧、を一定とするように変換方向を自動的に切り替える自律運転に加え、コンバータを停止しない変換方向の高速切り替えも可能にしている。
リチウムイオン電池などの二次電池の用途は、PHV、EVなどの車載、ピークカットや非常時のバックアップなどの産業用途、家庭用などに広がっている。
また、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを電力会社に売電する従来のやり方に加え、自己消費するニーズが高まっており、蓄電として二次電池を併用するニーズも高まっている。
新製品は19日から開催される「TECHNO―FRONTIER2017 電源システム展」の同社ブースで展示する。
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