デジタル通信機能付き非絶縁型DC-DCコンバータ「BRDS60S」を開発

コーセルのＤＣ−ＤＣコンバータ

　コーセルは非絶縁型のＤＣ−ＤＣコンバータ「ＢＲＤＳ６０Ｓ」を開発した。デジタル通信機能付きでＦＰＧＡやＡＳＩＣの近隣に配置されるＰＯＬとして使う。５月から通信インフラ系装置、サーバー装置、半導体製造装置、ネットワーク関連装置などへの販売を開始し、３年後に年間１億円の売上げを見込む。

　大電流タイプのＰＯＬとして「ＢＲＦＳシリーズ」と、その通信機能付きタイプとして「ＢＲＤＳシリーズ」があり、端子互換性により電流タイプを変更しても共通フットプリント設計ができることや、負荷急変における高速応答性などが市場から好評を得ている。

　新製品はＢＲＤＳシリーズと共通パターン設計が可能。実装端子の共通性から、通信機能を使わない場合はＢＲＦＳシリーズを使用し、通信機能を使用する場合にはＢＲＤＳシリーズを実装できる共通パターン設計ができ、電流の大きさや通信機能の有無が変わっても基板を変更せずにＰＯＬを選択できる。

　ロバストコントロールによる高速応答。ＰＭＢｕｓ規格に準拠した通信機能。並列運転が可能。ＵＬ６０９５０−１（米国）、Ｃ−ＵＬ（カナダ）、ＥＮ６０９５０−１（欧州）を取得、ＣＥマーキングの低電圧指令適合。

　入力電圧範囲はＤＣ４.５―１４Ｖ。出力電圧範囲は０.６―２Ｖ。サイズは３３×１２.７×１３.５ミリメートル。