170316_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月16日 |
170316_01 |
シチズン電子 |
半導体素子 |
光半導体 |
一般産業用 |
スマホやパソコンなどの顔認証、虹彩認証に使用される世界最小クラスの高出力赤外LED2機種を開発
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世界最小クラス「高出力赤外LED」 |
シチズン電子(山梨県富士吉田市、郷田義弘社長)はスマホやモバイル端末の虹彩認証やパソコンの顔認証などに使用される世界最小クラスの高出力赤外LED2機種を開発した。いずれも4月からサンプル出荷する。
同製品は14日から中国・上海で開催されている「エレクトロニカ チャイナ2017」に出展されている。
スマホなどの端末機器は、インターネットバンキングやオンラインショッピングなどの使用が増えており、高精度で安全性高いセキュリティとして虹彩認証や顔認証といった生体認証が求められている。また、防犯意識の高まりや犯罪抑止効果から夜間撮影が可能な監視カメラ需要など、セキュリティ市場は年々拡大している。
同社はLED製造で培ったパッケージ技術を生かし、赤外光素子を用いた赤外チップLEDや受光素子を用いたチップフォトトランジスタ、フォトリフレクタなどの高感度光センサーを開発。多くの製品に採用された実績がある。中でも赤外光は非可視光であることから、生体認証などセキュリティ用途には最適だ。
今回の開発品の主な特徴は、次の通り。
〈CL−1500−IRA〉
ピンポイントで照射するモバイル端末に最適な虹彩認証用光源で、810ナノメートル波長を出力する高出力赤外LED。赤外光を目に照射し、モバイル端末に搭載されたカメラにより人の目の虹彩を撮影、識別するので安全性が高いため、スマホやモバイル端末に採用が増えてきている。サイズは3.5×3.5×2.4ミリメートル。
〈CL―1520―IRC〉
広角レンズ搭載でパソコンの顔認証や監視カメラの夜間撮影に求められる「高出力・広視野角」を実現した赤外LED(波長850ナノメートル)。既に一部のハイエンドパソコンに採用され、赤外光で照射した顔をカメラで撮影。個人の特徴を認識できることから安全性の高いセキュリティ対策が可能となる。今後のノートPCを中心に拡大が進むと期待される。サイズは3.5×3.5×2.3ミリメートル。
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