170314_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月14日 |
170314_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
荷物輸送時の環境情報を取得管理するデータロガー用32ビットマイコンに参入
|
ロームのデータロガー用 32ビットマイコン |
ロームは荷物輸送時の環境情報を取得管理するデータロガー用32ビットマイコンに新規参入した。グローバルシェア30%を目指す。
16年12月から量産を開始し、輸送環境を記録するデータロガー用USBドングル向けに供給を始めた。センサー機器や産業機器向けにも拡販。IoTとの融合を視野に同社無線通信LSIとのソリューション提案も行う。サンプル価格は700円(税別)。USBデータロガーリファレンスキットの供給も始めた。
今回の32ビットマイコンはデータロガー用に4ビット、8ビットの専用マイコンを開発、生産しているグループ会社のラピスセミコンダクタで開発、生産を始めた。前工程はラピスセミコンダクタ宮城(宮城県大衡村)、後工程はローム インテグレーテッド システム タイランド。アームの32 ビット CPUコア「ARM Cortex M0プラス」を採用し、温度、湿度、加速度などのデータを取得、保存。保存したデータの表示やログデータを約4秒でPDFに変換できる。コイン電池1個で380日動作するなど高性能、高ノイズ耐性、低消費電力が特徴。
0.13マイクロメートルCMOSプロセスを用い、USBデータロガーに必要なUSB、高速動作用クロック発生機能、LCDドライバー、高精度RC発振型ADコンバータを内蔵。高精度RC発振型ADコンバータにより温度センサーやサーミスタと基準電圧発生回路などで構成する温度測定機能を基準電圧発生回路なし、サーミスタと抵抗・コンデンサだけで0.5度精度で温度測定できる。これらにより、従来品に比べ主要実装部品面積を約30%削減。100ピンQFP相当のTQFP100パッケージにワンチップ収納した。
また、PDFファイル生成プログラムでA4サイズ縦方向1ページ2500測定ポイントのPDFファイルを約4秒で生成できる。AES暗号化プログラムと組み合わせることでパスワード付きPDFファイルの生成可能。四つの低消費電力モードのサポートで業界トップクラスの0.8μAの休止時消費電流を実現。
|