170227_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月27日 |
170227_01 |
トレックス・セミコンダクター |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
低電圧帯で世界最速クラスの過度応答を実現した同期整流降圧DC/DCコンバータ「XC9273シリーズ」を開発
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同期整流降圧 DC/DCコンバータ 「XC9273シリーズ」 |
トレックス・セミコンダクターはこのほど、低電圧帯では世界最速クラスの過渡応答を実現した3.0A同期整流降圧DC/DCコンバータ「XC9273シリーズ」を開発した。
近年、電子機器の低消費電力化に伴いマイコンやFPGAのコア電圧が下がっている。コア電圧の低下により、出力電圧の高精度化と応答性が求められている。
同製品はこれらの市場要求に対応。同社独自の高速過渡応答制御「HiSAT―COT」を搭載し、一般的なCOT制御に比べて負荷と入力電圧による周波数変動を抑えることができ、高速過渡応答を実現した。
フラットな温度特性と負荷に対して安定した出力を維持することができ、動作範囲内であれば±1.0%のフィードバック電圧精度を実現する。DSPやFPGA、ASICなどの近くに置くPOL用途のDC/DCコンバータとして最適だ。
また、リップル電圧や負荷過渡特性を改善するため、一般的に大容量コンデンサを複数個使用するため、実装面積拡大とコスト増が課題となっていた。同製品は負荷安定度に優れ、負荷容量のためのコンデンサを削減することができるため、省スペース化とトータルコストの低減につながる。
動作モードはPWM制御またはPWM/PFM自動切り替え制御の選択が可能。出力電流は3.0A、入力電圧範囲2.7―5.5V、出力電圧範囲は0.8―3.6V。発振周波数は1.2―3.0MHzから用途に合わせて選択することができる。
パッケージは低背のQFN0404―24C(4.0×4.0×0.75ミリメートル)を採用。用途としてIoTデバイスや自動車、産業機器向けを見込み、現在評価を進めている。既に量産を開始しており、月間100万個の販売を目指す。
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