170214_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月14日 |
170214_01 |
サン電子工業 |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
車載向け、小型・低背ニーズに応えた業界初150度対応のハイブリッドアルミ電解コンデンサ「HVJシリーズ」を開発
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ハイブリッドコンデンサHVJシリーズ φ6.3×7.7Lミリメートル (35V、47μF)品、 φ10×12.5Lミリメートル (63V、68μF) |
サン電子工業(大阪府四條畷市、佐藤秀彰社長)は業界初の150度対応の面実装型導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ(ハイブリッドコンデンサ)「HVJシリーズ」の定格電圧63V品、50V品とφ6.3×7.7Lミリメートルの小型品を開発した。自動車のECU搭載位置の多様化やエンジンへのECU直接搭載化、一段のECUモジュールの小型・低背化ニーズに応えた。3月から量産を開始する。
ハイブリッドコンデンサはアルミ電解コンデンサと固定コンデンサの両方の良さを併せ持ち、高温度、長寿命、高リプル電流対応を実現。車載分野や産業機器分野で、アルミ電解コンデンサやセラミックコンデンサに替えて採用が進んでいる。
同社は業界に先行して2000年からハイブリッドコンデンサの量産を開始。出雲工場(島根県出雲市)に月産能力1300万個体制を整備。生産の8割を欧米などの車載向けに供給。残りを産業機器や基地局、ネットワーク関連、台湾の産業ボード向けなどに拡販している。
HVJシリーズは、業界初の150度の高温度対応品として開発、昨年夏から量産を始めた。新開発の63V品は、48Vバッテリを搭載するマイルドハイブリッド車で要望のある定格電圧63V品のニーズに応えた。50V品は、車載用コンデンサの小型・低背化、高温度ニーズに対応。同社従来のアルミ電解コンデンサφ16×16.5Lミリメートルサイズ品(リプル電流800mA)ならφ8×10.5Lミリメートルサイズ品(740mA)に小型・低背化できる。
63V品、50V品ともにφ8×10.5Lミリメートル/φ10×10.5Lミリメートル/φ10×12.5Lミリメートルの3サイズを取りそろえた。63V品φ8×10.5Lミリメートル(静電容量33μF、ESR40mΩ、リプル電流610mA)/φ10×10.5Lミリメートル(56μF、30mΩ、710mA/φ10×12.5Lミリメートル(68μF、22mΩ、810mA)。50V品φ8×10.5Lミリメートル(56μF、35mΩ、660mA)/φ10×10.5Lミリメートル(100F、28mΩ、780mA)/φ10×12.5Lミリメートル(120μF、19mΩ、890mA)。
φ6.3×7.7Lミリメートル品は、HVJシリーズの最小サイズ品として開発した。定格電圧25V品(静電容量68μF、ESR45mΩ、リプル電流540mA)と35V品(47μF、60mΩ、510mA)で展開。同社従来のアルミ電解コンデンサφ18×21.5Lミリメートル品(リプル電流1千mA)ならφ6.3×7.7Lミリメートル品2個並列(2個並列1080mA)使用で対応できる。
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