170215_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月15日 |
170215_01 |
TDK |
変換部品 |
モーター・アクチュエータ |
一般産業用 |
厚さ0.35mm、低電圧駆動で瞬時に反応し、多彩な振動パターンに対応したアクチュエータ「PiezoHapt」を開発
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TDKの薄型アクチュエータ |
TDKは厚みがわずか0.35ミリメートルのアクチュエータ「PiezoHapt」を開発した。積層圧電セラミック素子と振動板から構成されるユニモルフ構造で、低電圧駆動で多彩な振動パターンに対応。スマホなどのディスプレイ、カーナビ、タッチパッド、コントローラなどで新たな用途を見込み、3月にサンプル出荷を始める。当初月産5万個の見込みで5月から量産する。
圧電セラミック素子は積層タイプ。同じ厚みの単板タイプの素子に比べ大きな変位を生成できる。そのため、一般的な圧電式の触覚技術が高電圧を必要とするのに対して、新製品の場合は24V以下の低電圧でも振動の感覚を皮膚に伝達することができる。
さらに圧電特性が瞬時に反応することを特徴としており、約0.004秒で立ち上がる。偏心モーターなどに比べて、短時間の通電で動作できるため、消費電力量が少なく省電力を実現。また、パルス制御によって振幅の大きさ、間隔を自由に変化させることが可能で、多彩な振動パターンを細かに表現できる。
指先でのタッチの感覚などの触覚の活用は、バーチャル・リアリティをはじめ、幅広い分野で利用できる。
標準サイズは、素子が30ミリ角×0.1ミリメートル、振動板が80×60×0.25ミリメートル。
同社はEPCOSブランドでも16年11月に高い加速度と大きな発生力を備えたアクチュエータ「PowerHap」を発表している。同製品は、自動車をはじめとする産業分野向けに供給しているもの。
新製品により、同社は振動による触覚フィードバックを必要とする用途に対して、スマホなどの小型、薄型機器から自動車まで様々な分野に提案できることになった。
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