ホームネットワークThread規格に準拠した小型・低消費電力アンテナ一体型無線モジュールを開発

ＳＭＫのスレッド 規格準拠無線モジュール

　ＳＭＫは２日、Ｔｈｒｅａｄ（スレッド）規格に準拠した小型・低消費電力対応アンテナ一体型無線モジュールを開発し、受注開発を開始すると発表した。同製品を通じ、ホームネットワーク＆インダストリ分野におけるＩｏＴ化、Ｍ２Ｍ化（アクセス制御、温度調整、エネルギー管理、照明、安全、セキュリティなど）への貢献を目指す。

　新製品の特徴は、通信規格Ｔｈｒｅａｄの特徴である高い省電力性能とＩＰｖ６に対応しているため、インターネット／ＬＡＮとのシームレスな通信が可能。様々な形状のインターフェイス端子（ＧＰＩＯ／ＵＡＲＴ／ＳＰＩ／２ＩＣ）を取りそろえており、容易にホームネットワークや産業機器への接続が可能。日本電波法認証のモジュール単体での取得を予定しており、開発コストの低減や開発期間の短縮に貢献する。

　メッシュネットワークに対応。低消費（省電力）、用途に応じたスリープモードの選択が行える（１０モード以上）。端面スルーホール接続の採用により、実装の信頼性が向上する。面実装採用により、機器の薄型化に貢献する。量産開始時期は１０月を予定。３月から評価ボードの貸し出しを開始する。

　主な仕様は、周波数帯域２.４ＧＨｚ。無線規格はＩＥＥＥ８０２.１５.４。インターネットプロトコルはＩＰｖ６。外形サイズは１５.５×２８×高さ５ミリメートル。上位インターフェイスはＧＰＩＯ／ＵＡＲＴ／ＳＰＩ／２ＩＣ。外部接続は、端面スルーホールにより面実装。アンテナはプリントアンテナ。

　▽Ｔｈｒｅａｄ　「Ｔｈｒｅａｄ　Ｇｒｏｕｐ」がホームネットワーク向けに策定した通信規格。優れた省電力性能を特徴とし、ＩＰｖ６をサポートする。